【市場の総括】
2025年9月4日の東京株式市場は反発しました。終値は前日比641円38銭(1.53%)高の4万2580円27銭で取引を終えました。前日の米国市場でハイテク株主導の上昇が目立ち、日本でも主力ハイテク・半導体株や景気敏感株に押し目買いが広がったことが背景です。
TOPIXも急伸し、グロース250指数は4日ぶり反発となりました。前日までの主力株売り一巡に加えて、米国ハイテク反発に牽引され、海外投資家や短期筋による買い戻しが広がりました。
||米国市場はまちまちな動き
前日の米株式市場は小幅に3日続落し、前日比24ドル58セント(0.05%)安の4万5271ドル23セント、ナスダックは3営業日ぶりに反発し、前日比218.097ポイント(1.02%)高の2万1497.727、S&P500種は反発し、前日比32.72ポイント(0.51%)安の6,448.26で取引を終えました。
米JOLTS求人件数が弱めとなり米雇用市場の軟化期待から利下げ観測が再拡大、特にアルファベット・アップルなどメガテック主導でハイテク株が急伸しました。S&P500のほか、ナスダックもIT・半導体中心に買いが加速し、一方で、景気敏感株や金融、エネルギーはまちまちの展開.となりました。
【 今後の投資戦略】
毎日の動きが激しさを増しています。本日も600円を超える上昇、前日の動きから一変しました。 ハイテク・半導体関連株を中心とした反発でしたが、割安感や出遅れ銘柄も物色されやすく、値上がり銘柄数は全体の8割超でした。
前日までの急落・調整の反動で押し目買いが拡大、米利下げ観測が再燃したほか、IT主力株中心に世界的な強気ムードが広がりやすい状況です。明日の雇用統計結果次第では、大きく上に振れる展開も予想されますので、ここまで注目していた内需・ディフェンシブ株は、そろそろ利益確定モード切り替えましょう。利益確定の後は確保された資金で主力株ハイテク株への資金シフトを考慮します。
【各市場の動き】
株式指標 | ||
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日経平均(円) | 42,580.27 | +641.38(1.53%) |
TOPIX | 3,080.17 | +31.28(1.03%) |
為替(日本時間 16:00) | ||
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ドル・円 | 148.17 - 148.18 | -0.56(-0.37%) |
ユーロ・円 | 172.72 - 172.74 | -0.33(-0.19%) |
ユーロ・ドル | 1.1655 - 1.1657 | +0.0020(0.17%) |
海外株式 | ||
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NYダウ工業株30種(ドル) | 45,271.23 | -24.58(-0.05%) |
S&P500種 | 6,448.26 | +32.72(0.51%) |
ナスダック | 21,497.727 | +218.097(1.02%) |
債券・金利 | ||
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長期(10年)国債金利(%) | 1.605 | -0.025 |
米10年国債(%) | 4.219 | -0.043 |