【市場の総括】
2025年9月11日の東京株式市場は続伸しました。終値は前日比534円83銭(1.22%)高の4万4372円50銭で取引を終えました。初めて終値ベースで44,000円台に乗せるとともに2日連続で史上最高値を更新しました。TOPIXも前日比+6.79ptの3,147.76に上昇、一方、グロース250指数は短期調整で反落となりました
午前中から米ハイテク株高連動のAI・半導体関連中心に買いが膨らみ、終日堅調な推移を見せました。自民党総裁選に向けた政策期待や米インフレ指標(CPI)待ちなどを背景に先高観が意識されています。
||米国市場はまちまちな動き
前日の米株式市場は3営業日ぶりに反落し、前日比220ドル42セント(0.48%)安の4万5490ドル92セント、ナスダックは小幅に3日続伸し、前日比6.571ポイント(0.03%)高の2万1886.060、S&P500種は3日続伸し、前日比19.43ポイント(0.29%)高の6532.04で取引を終えました。
オラクルの急伸がみられ、AI関連に買いが波及して、市場を押し上げました。米PPI(生産者物価指数)が予想外の低下でインフレが鈍化しているので、CPIの発表を控えて利下げ期待と利益確定売りが交錯し金融株などは調整入りとなりました。
【 今後の投資戦略】
すべてのトレーダー様、お疲れさまでした。終値で44,000円に載せるのを見る日がきました。東京エレクトロン、アドバンテスト、ソニーGなど半導体・IT主力銘柄主導で値を伸ばす展開となりました。一方、ディフェンシブや内需系は一服の動きになりましたが、底堅いのは市場全体が好調だということでしょう。
今後の注意点としては、明日がメジャーSQ日、米国の利下げをすでに織り込んでいるので、利益確定が大量にでる可能性この2点です。利益が載った銘柄にはしっかり売りの設定をしておいて、反対の動きになる時に備えて、短期的な空売り銘柄を物色するのもよいでしょう。 本日の動画では、その辺についても解説してますので、ぜひご覧ください。
【各市場の動き】
株式指標 | ||
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日経平均(円) | 44,372.50 | +534.83(1.22%) |
TOPIX | 3,147.76 | +6.79(0.22%) |
為替(日本時間 16:00) | ||
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ドル・円 | 147.69 - 147.71 | +0.19(0.12%) |
ユーロ・円 | 172.68 - 172.70 | +0.08(0.04%) |
ユーロ・ドル | 1.1690 - 1.1692 | -0.0011(-0.09%) |
海外株式 | ||
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NYダウ工業株30種(ドル) | 45,490.92 | -220.42(-0.48%) |
S&P500種 | -220.42(-0.48%) | +19.43(0.29%) |
ナスダック | 21,886.060 | +6.571(0.03%) |
債券・金利 | ||
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長期(10年)国債金利(%) | 1.575 | +0.010 |
米10年国債(%) | +0.010 | -0.041 |