【市場の総括】
2025年9月16日の東京株式市場は4日続伸しました。終値は前週末比134円15銭(0.30%)高の4万4902円27銭で取引を終えました。連日で終値ベースの史上最高値を更新しました。取引時間中には史上初の45,000円台も記録されました。
TOPIXは前日比+7.87ptの3,168.36でこちらも最高値更新。グロース250指数は3日ぶり反発で堅調な地合いとなりました。自民党総裁選や米国のFOMC控えのイベント前で一部利益確定売りも入ったが、総じて強い地合いでした。
||米国市場は3指数揃って上昇
前日の米株式市場は小幅に反発し、前週末比49ドル23セント(0.10%)高の4万5883ドル45セント、ナスダックは6日続伸し、前週末比207.647ポイント(0.93%)高の2万2348.750、S&P500種は反発し、前週末比30.99ポイント(0.47%)高の6615.28で取引を終えました。
主要3指数が揃って上昇、ナスダック・S&P500は史上最高値を更新しました。上昇の主な要因は2つ、1. 中国との通商協議進展、2.主力テック株(アルファベットやテスラ)の高騰が市場を牽引しました。FOMCの利下げ期待継続でハイテク・成長株への人気が連日強まる一方です。
【 今後の投資戦略】
44,000円のせで騒いでいたのも束の間、一時的な記録ではありますが、45,000円を超えてきました。これは本当に強い。ここまであげる理由が本当にありますか?という嘆きに近い質問が来たりしていますが、暴落する時も状況はあまり変わりません。ここまで下げるのはやりすぎでしょう?と言う状況でも下がる時はどんなことが起きても下がる。
むしろ、下がるときの方が、よほど強いのが相場です。今回の上昇の要因として取り上げられているのもアメリカの利下げ期待ですが、それだけでここまで上がる理由は本当にあるのか?と言うと、結構な疑問を抱かざるを得ません。本日までの上昇で利下げ期待の折り込みは大体完成していると考えて良いでしょう。
実際に発表された時は利益を確定するための売りが出ることが考えられるので、しっかり利益を確保しましょう。その後は、セクターローテーションで注目されるはずのグロースの方に目を向けるのが良いでしょう。
【各市場の動き】
株式指標 | ||
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日経平均(円) | 44,902.27 | +134.15(0.30%) |
TOPIX | 3,168.36 | +7.87(0.25%) |
為替(日本時間 16:00) | ||
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ドル・円 | 146.86 - 146.87 | -0.59(-0.40%) |
ユーロ・円 | 173.07 - 173.09 | -0.04(-0.02%) |
ユーロ・ドル | 1.1784 - 1.1785 | +0.0044(0.37%) |
海外株式 | ||
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NYダウ工業株30種(ドル) | 45,883.45 | +49.23(0.10%) |
S&P500種 | 6,615.28 | +30.99(0.47%) |
ナスダック | 22,348.750 | +207.647(0.93%) |
債券・金利 | ||
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長期(10年)国債金利(%) | 1.605 | +0.010 |
米10年国債(%) | 4.038 | -0.033 |