【市場の総括】
2025年9月20日の東京株式市場は反発しました。終値は前日比513円05銭(1.15%)高の4万5303円43銭で取引を終えました。日本株が史上初めて日経平均4万5000円台で引け、TOPIXも高値圏を維持しました。
米FOMCによる0.25%利下げ決定と継続的な利下げ期待がリスク許容度を引き上げ、半導体・AI関連株への資金集中が相場の牽引役となりました。過熱感への警戒感が残る中、短期的にはイベント通過の「安心感」で買いが優勢となる展開です。
||米国市場は3指数まちまち
前日の米株式市場は反発し、前日比260ドル42セント(0.56%)高の4万6018ドル32セント、ナスダックは続落し、前日比72.633ポイント(0.32%)安の2万2261.326、S&P500種も続落し、前日比6.41ポイント(0.09%)安の6,600.35で取引を終えました。
米FOMCは市場予想通りの0.25%利下げを決定し、パウエルFRB議長の追加利下げ容認姿勢が安心感を生みました。 景気敏感株・消費関連株への買いが強まり、AI・テック関連も引き続き物色されました。短期的には米物価高再燃リスクと利下げペースの議論が引き続き警戒材料ですが、直近はリスクオンの流れです。
【 今後の投資戦略】
44,000円超えで下げてから凄まじいスピードで45,000円載せまで参りました。上昇の主役はハイテク。半導体、AI関連への資金一極集中が強く、東京エレクトロンやディスコなど値がさ株が相場を牽引しました。今後もFOMC後の金利動向次第で、資金面主な2指数からグロース株への資金シフトが継続するかが焦点となります。日経平均急騰の主役になった東京エレクトロンは10連騰、ディスコ、アドバンテスト、SUMCO、KOKUSAI ELECTRICなど半導体関連が市場を席巻しました。
そろそろ反落リスクに備える時でしょう。明日は金曜日で週末要因で売られやすいタイミング、最高値更新まで達成しているので、なおさら売られる材料は揃っています。このように急騰局面では利益確定売りに備えて、過熱感の警戒が必須となります。明日の下落の後は再び上をみるか気になるところです。
【各市場の動き】
株式指標 | ||
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日経平均(円) | 45,303.43 | +513.05(1.15%) |
TOPIX | 3,160.63 | +14.80(0.47%) |
為替(日本時間 16:00) | ||
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ドル・円 | 147.46 - 147.48 | +0.80(0.54%) |
ユーロ・円 | 173.89 - 173.90 | +0.24(0.13%) |
ユーロ・ドル | 1.1790 - 1.1792 | -0.0050(-0.42%) |
海外株式 | ||
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NYダウ工業株30種(ドル) | 46,018.32 | +260.42(0.56%) |
S&P500種 | 6,600.35 | -6.41(-0.09%) |
ナスダック | 22,261.326 | -72.633(-0.32%) |
債券・金利 | ||
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長期(10年)国債金利(%) | 1.595 | +0.005 |
米10年国債(%) | 4.081 | +0.051 |