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2025年10月2日の日経概況及び今後の展望

【市場の総括】

2025年10月2日の東京株式市場は5営業日ぶりに反発しました。終値は前日比385円88銭(0.87%)高の4万4936円73銭で取引を終えました。TOPIXは小幅続落で、医薬品などディフェンシブには資金が流入したものの、広範な銘柄では利益確定売りも目立ちました

東証プライムの値上がり銘柄546、値下がり銘柄1033。米政府閉鎖リスクは限定的となっているものの、日銀利上げ観測・週末の自民党総裁選など、材料見極めの値動きとなりました。

||米国市場は上昇

前日の米株式市場は4日続伸し、前日比43ドル21セント(0.09%)高の4万6441ドル10セント、ナスダックは4日続伸し、前日比95.148ポイント(0.41%)高の2万2755.157、S&P500種も4日続伸し、前日比22.74ポイント(0.33%)高の6711.20で取引を終えました。

米国市場は利下げ期待で4日続伸となりました。ADP雇用レポートやISM指数の結果が安定したことが株高材料になりました。懸念材料の政府閉鎖リスクが及ぼす影響は限定的な範囲にとどまりました。

【 今後の投資戦略】

2日おお大きく下げた後は、大きな反発。しかし、明るい材料だけではありませでした。本日の日経平均が好調な半導体買いにより反発となる一方、TOPIXは続落で広範な銘柄に戻り売り・利益確定が優勢となりました。より深刻なのはグロース指数。

グロース指数には売りが続き、マザーズや新興市場テーマ株の調整が目立つ地合いです。資金はグロースから流出しているのがわかりやすく伝わってきます。今週も残すところ1日、自民党総裁選を控えているところで、政府閉鎖により雇用統計の発表はなし、すべてがキリの中の相場です。明日の午前中は大人しくポジションを整理する時間にしたいものです。

【各市場の動き】

株式指標
日経平均(円) 44,936.73 +385.88(0.87%)
TOPIX 3,087.40 -7.34(-0.24%)
為替(日本時間 16:00)
ドル・円 147.16 - 147.18 +0.05(0.03%)
ユーロ・円 172.77 - 172.78 -0.09(-0.05%)
ユーロ・ドル 1.1739 - 1.1740 -0.0011(-0.09%)
海外株式
NYダウ工業株30種(ドル) 46,441.10 +43.21(0.09%)
S&P500種 6,711.20 +22.74(0.33%)
ナスダック 22,755.157 +95.148(0.41%)
債券・金利
長期(10年)国債金利(%) 1.660 +0.015
米10年国債(%) 4.101 -0.048
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