【市場の総括】
2025年11月10日の東京株式市場は反発しました。終値は前週末比635円39銭(1.26%)高の5万0911円76銭で取引を終えました。米政府機関の閉鎖解除期待やハイテク関連への決算物色が追い風となり、市場全体が堅調な展開でした。
TOPIXは3,317.42(+18.57、+0.56%)、グロース250指数は927.69(+14.50、+1.59%)、いずれも堅調に引けました。上昇の要因となったのは、米政府の再開期待が高まったこと、米金利の上昇が一服したことでハイテク・半導体関連銘柄への買いが進んだことです。国内の要因は、決算発表を受けた好調銘柄の物色で買われたことです。
||米国市場はまちまちな動き
7日の米株式市場は反発し、終値は前日比74ドル80セント(0.15%)高の4万6987ドル10セント、ナスダックは続落し、終値は前日比49.455ポイント(0.21%)安の2万3004.538、S&P500種は反発し、前日比8.48ポイント(0.12%)高の6,728.80で取引を終えました。
米政府閉鎖解除期待や一部好決算銘柄への買いが支えでしたが、ナスダックはハイテク・IT株の利益確定売りで若干下押し、金利動向や消費者物価予想への注目が高まりました。また、テスラなど大型グロース株は強い一方、ボーイングやコカ・コーラが弱く、金融株や一部小売は底堅い動きを見せました。
【 今後の投資戦略】
毎日の変動幅が500円くらいでもびくともしなくなった自分も怖いですが、日経6万、8万などの話が出始めたのも恐怖を感じる要因となっています。こんな数字が飛び交うと、暴落が訪れるという市場の妙なパターンがあるからです。
そんな心配を物ともせず本日、日本株は米国イベントの安心感と国内決算の好調銘柄を中心に幅広い買いが入りました。決算発表の終了を受け、好業績銘柄が明確に物色されています。主力株は引き続き堅調です。これからも当分は先高観を維持するのがいいですが、今週は各種経済指標の発表や11日ソフトバンクGの決算、米国CPIなど波乱となるニュースを量産する週間となります。
【各市場の動き】
| 株式指標 | ||
|---|---|---|
| 日経平均(円) | 50,911.76 | +635.39(1.26%) |
| TOPIX | 3,319.19 | +20.34(0.62%) |
| 為替(日本時間 16:00) | ||
|---|---|---|
| ドル・円 | 153.99 - 154.00 | +0.61(0.39%) |
| ユーロ・円 | 178.01 - 178.03 | +1.13(0.63%) |
| ユーロ・ドル | 1.1559 - 1.1561 | +0.0027(0.23%) |
| 海外株式 | ||
|---|---|---|
| NYダウ工業株30種(ドル) | 46,987.10 | +74.80(0.15%) |
| S&P500種 | 6,728.80 | +8.48(0.12%) |
| ナスダック | 23,004.538 | -49.455(-0.21%) |
| 債券・金利 | ||
|---|---|---|
| 長期(10年)国債金利(%) | 1.695 | +0.020 |
| 米10年国債(%) | 4.096 | +0.011 |





