【市場の総括】
2025年11月12日の東京株式市場は反発しました。終値は前日比220円38銭(0.43%)高の5万1063円31銭で取引を終えました。日本株・米株ともに上昇基調が目立ちました。日本市場は円安進行や米国株高の流れを受け、日経平均とTOPIXともに堅調、そしてTOPIXは過去最高値を更新しました。
円安(1ドル154円台後半)が輸出関連株に追い風となり、序盤の下落から一転、買い優勢となりました。SBG(ソフトバンクグループ)の急落は限定的影響で、好業績銘柄や景気敏感株が積極的に買われました。TOPIXは史上最高値を更新、指数構成銘柄を中心に幅広い銘柄へ買いが波及
||米国市場はナスダックが軟調
11日の米株式市場は3日続伸し、終値は前日比559ドル33セント(1.18%)高の4万7927ドル96セント、ナスダックは反落し、終値は前日比58.873ポイント(0.25%)安の2万3468.301、S&P500種続伸し、前日比14.18ポイント(0.20%)安の6,846.61で取引を終えました。
米政府再開期待で景気敏感株に買いが入り、ダウは大幅高、一部テック株に調整の動き、エヌビディア株売却やソフトバンクGの動向が影響してナスダックは終値で下げました。今後はFOMCの金融政策スタンスや年末商戦への市場期待が注目ポイントとなります。
【 今後の投資戦略】
日本市場は世界的なリスクオンムードや円安進行、好業績銘柄への物色が続いています。直近のアジア市場の動きをみてもかなりの高値圏まで押し上げてきました。ファンダメンタル的には上値余地は大きいものの、高値警戒感も意識される局面です。
本日の動きで目立つのはTOPIXとグロース指数の上昇です。日経以上の上昇率を記録、資金が循環し始めている様子です。出遅れている中・小型の株にはまだ利益の余地が残っているので、銘柄選別の参考にするのがよいでしょう。
【各市場の動き】
| 株式指標 | ||
|---|---|---|
| 日経平均(円) | 51,063.31 | +220.38(0.43%) |
| TOPIX | 3,359.33 | +37.75(1.14%) |
| 為替(日本時間 16:00) | ||
|---|---|---|
| ドル・円 | 154.59 - 154.60 | +0.41(0.26%) |
| ユーロ・円 | 179.10 - 179.11 | +0.85(0.47%) |
| ユーロ・ドル | 1.1584 - 1.1586 | +0.0023(0.19%) |
| 海外株式 | ||
|---|---|---|
| NYダウ工業株30種(ドル) | 47,927.96 | +559.33(1.18%) |
| S&P500種 | 6,846.61 | +14.18(0.20%) |
| ナスダック |
| 債券・金利 | ||
|---|---|---|
| 長期(10年)国債金利(%) | 1.685 | -0.005 |
| 米10年国債(%) | 4.117 | +0.021 |





