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2025年11月13日の日経概況及び今後の展望

【市場の総括】

2025年11月13日の東京株式市場は続伸しました。終値は前日比218円52銭(0.43%)高の5万1281円83銭で取引を終えました。米国株高と円安を追い風にリスク選好の買いが優勢となり、主要株価指数が続伸しました。

半導体関連銘柄やデータセンター需要への期待から電線関連株が大きく買われ、銀行・建設株などのバリュー株にも資金がシフトしました。決算発表銘柄の個別物色も活発で、好業績発表で大幅高となる銘柄が多数出現、成長株は利益確定の売りが優勢で指数は反落しました。

||米国市場はナスダックの弱さ続く

12日の米株式市場は4日続伸し、終値は前日比326ドル86セント(0.68%)高の4万8254ドル82セント、ナスダックは続落し、終値は前日比61.844ポイント(0.26%)安の2万3406.457、S&P500種は続伸し、前日比4.31ポイント(0.06%)安の6,850.92で取引を終えました。

ダウ平均が好調に推移。長期金利の落ち着きや、インフレ指標への安心感がリスク選好を支えました。金融・資本財関連などが上昇した一方、ハイテク株は利益確定の動きでナスダックは軟調でした。企業の好調な決算発表も相場に安心感を提供。米国では今後のインフレ指標やFRBの利下げ期待が継続テーマとなりそうですが、個別銘柄の選別が強まる展開です。

【 今後の投資戦略】

資金シフトが始まっているというのは昨日から発信し始めましたが、ここにきて強まった感じがします。円安基調、米株高を背景に、バリュー株優位の流れが続いています。TOPIXは新高値更新を続けており、幅広い投資層から支持される展開です。

当面は決算発表で株価変動が激しいため、好業績銘柄を中心とした短期狙いが有効という見方は変わっていません。今後の物色は資金シフトがおきて、お金が集まるところがよいでしょう。例えば銀行や建設など。ただ、急騰した短期材料株への利食いタイミングや、利益確定売りの圧力にも注意が必要です。

銀行は業種全体が高値を更新してギャップあける展開に

【各市場の動き】

株式指標
日経平均(円) 51,281.83 +218.52(0.43%)
TOPIX 3,378.54 +19.21(0.57%)
為替(日本時間 16:00)
ドル・円 154.96 - 154.98 +0.35(0.22%)
ユーロ・円 179.48 - 179.49 +0.39(0.21%)
ユーロ・ドル 1.1580 - 1.1582 -0.0003(-0.02%)
海外株式
NYダウ工業株30種(ドル) 48,254.82 +326.86(0.68%)
S&P500種 6,850.92 +4.31(0.06%)
ナスダック 23,406.457 -61.844(-0.26%)
債券・金利
長期(10年)国債金利(%) 1.690 +0.005
米10年国債(%) 4.071 -0.046
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