【市場の総括】
2025年11月20日の東京株式市場は5営業日ぶりに反発しました。終値は前日比1286円24銭(2.65%)高の4万9823円94銭で取引を終えました。TOPIXは3,299.57(+53.99・+1.66%)、東証グロース250指数先物は675pt(+4pt)で取引終了。
米半導体大手エヌビディアの好決算を受け、AI関連株を中心に買いが強まり、日経平均は5営業日ぶりの急反発となりました。米国株の反発・今後の米金融政策への楽観見通しが追い風になるとともに、157円を突破した円安傾向、長期金利の上昇なども上昇の要因となりました。
||米国市場は大幅に反発
19日の米株式市場は5営業日ぶりに反発し、終値は前日比47ドル03セント(0.10%)高の4万6138ドル77セント、ナスダックは3営業日ぶりに反発し、終値は前日比131.383ポイント(0.58%)高の2万2564.229、S&P500種は5営業日ぶりに反発し、前日比24.84ポイント(0.37%)高の6,642.16で取引を終えました。
主力ハイテク株が堅調。エヌビディアは決算前に買い戻しが優勢で市場はまだ期待感が強いことを示していました。ディスカウント大手ターゲットの大幅下落など一部消費株は軟調や、FRB金融政策見通しを巡る不透明感などはまだ市場を圧迫する要因として残ります。
【 今後の投資戦略】
本日はAI・半導体関連の強い買い戻しが市場全体を牽引し、直近下落局面からのリバウンドが加速しました。今後も米国ハイテク株の動向や為替環境を注視したいです。そもそも円安がこのスピードが進んでよいかという疑問はありますが、市場はまだポジティブに反応をしているようです。しかし、行き過ぎには必ずつけが回ってくるもんなので、常に警戒感は必要となります。
AIブームがまだ健在であることを示しましたが、短期的な利益確定売りや為替変動リスクには注意していただきたい。今後の材料・経済指標の解釈次第で、相場振れ幅も大きくなり得ます。
【各市場の動き】
| 株式指標 | ||
|---|---|---|
| 日経平均(円) | 49,823.94 | +1,286.24(2.65%) |
| TOPIX | 3,300.96 | +55.38(1.71%) |
| 為替(日本時間 16:00) | ||
|---|---|---|
| ドル・円 | 157.61 - 157.62 | +2.10(1.35%) |
| ユーロ・円 | 181.57 - 181.59 | +1.47(0.81%) |
| ユーロ・ドル | 1.1518 - 1.1520 | -0.0063(-0.54%) |
| 海外株式 | ||
|---|---|---|
| NYダウ工業株30種(ドル) | 46,138.77 | +47.03(0.10%) |
| S&P500種 | 6,642.16 | +24.84(0.37%) |
| ナスダック | 22,564.229 | +131.383(0.58%) |
| 債券・金利 | ||
|---|---|---|
| 長期(10年)国債金利(%) | 1.810 | +0.045 |
| 米10年国債(%) | 4.139 | +0.025 |





