【市場の総括】
2025年12月3日の東京株式市場は続伸しました。終値は前日比561円23銭(1.14%)高の4万9864円68銭で取引を終えました。TOPIXが3,334.32(前日比-6.74、-0.20%)、東証グロース市場250指数が661.31(前日比-5.14、-0.77%)でした。
上昇要因として、米株高と台湾テック株の上昇が波及し、半導体関連株に買いが入りました。GPIFの株式運用拡大期待も心理を改善させ、海運株はJPモルガンの目標株価引き上げで堅調でした。一方、下落要因は日銀利上げ観測による債券利回り上昇と円高圧力で、値下がり銘柄が全体の6割超を占めました。
||米国市場は反発
2日の米株式市場は反発し、終値は前日比185ドル13セント(0.39%)高の4万7474ドル46セント、ナスダックは反発し、終値は前日比137.752ポイント(0.59%)高の2万3413.674、S&P500種も反発し、前日比16.74ポイント(0.24%)安の6,829.37で取引を終えました。
テック株の買い戻しと中国向け半導体輸出規制の日本・オランダ除外が好感され、全体を押し上げました。サンタクロースラリーの期待も高まり、市場心理が改善しました。一方、地政学リスクや債券利回り上昇が重しとなり、ボラティリティが残りました。
【 今後の投資戦略】
日本市場では、当日注目された半導体株の上昇とGPIF期待の買いが、日経平均の5万円台を目指す動きを支えました。これにより、指数は短期的に上値余地があり、米株連動の上昇を続けそうです。ただし、日銀政策の不透明感から乱高下リスクがあります。
半導体関連:ディスコなど規制緩和恩恵で続伸期待
海運株:還元強化と目標株価UPで物色継続
今後、半導体・非鉄を注目し、化学や電気ガスは利上げ影響で控えめにするのがよいでしょう。特に定番とも言える東京エレクトロ、アドバンテスト、ディスコなどの上昇が目立っています。
【各市場の動き】
| 株式指標 | ||
|---|---|---|
| 日経平均(円) | 49,864.68 | +561.23(1.14%) |
| TOPIX | 3,334.32 | -6.74(-0.20%) |
| 為替(日本時間 16:00) | ||
|---|---|---|
| ドル・円 | 155.53 - 155.54 | -0.23(-0.14%) |
| ユーロ・円 | 181.23 - 181.24 | +0.35(0.19%) |
| ユーロ・ドル | 1.1651 - 1.1653 | +0.0039(0.33%) |
| 海外株式 | ||
|---|---|---|
| NYダウ工業株30種(ドル) | 47,474.46 | +185.13(0.39%) |
| S&P500種 | 6,829.37 | +16.74(0.24%) |
| ナスダック | 23,413.674 | +137.752(0.59%) |
| 債券・金利 | ||
|---|---|---|
| 長期(10年)国債金利(%) | 1.890 | +0.035 |
| 米10年国債(%) | 4.088 | ±0.000 |





