【市場の総括】
2025年9月24日の東京株式市場は続伸しました。終値は前営業日比136円65銭(0.30%)高の4万5630円31銭で取引を終えました。2営業日連続で終値ベースの最高値を更新しました。
前日の米国株安や利益確定の売りで序盤は下げましたが、配当権利取りや押し目買いが強く、後場にかけて切り返しました。財政拡張期待や一部値がさ株の上昇など需給相場の色彩が濃い一日となりました。
||米国市場は3指数揃って反落
前日の米株式市場は5営業日ぶりに反落し、前日比88ドル76セント(0.19%)安の4万6292ドル78セント、ナスダックは4営業日ぶりに反落し、前日比215.502ポイント(0.94%)安の2万2573.474、S&P500種も4日ぶりに反落し、前日比36.83ポイント(0.55%)安の6656.92で取引を終えました。
序盤は高く推移したものの、パウエル議長が利下げ慎重姿勢や「株価は相当高い」発言で失望売りがでました。一方、午前中はアップル・エヌビディアが一時強含みの場面もあるなど、米株は高値警戒感とイベントリスクによる変動リスクが強まっています。
【 今後の投資戦略】
前日の解説通り、日本市場は利益確定の売りが出ても押し目を待っている投資家による買い、または売りポジションを持っている投資家の買い戻しによって、すぐさま切り替えす動きが続いています。前日のアメリカでパウエルさんが株価は高い水準にあると言う認識を発信したことで市場全体がマイナスに転じました。
日本市場にも買われすぎのサインが十分出ていますので、後はいつ大きな売りが出て下げる引き金を引くか、これを待つだけとなります。しかし、まだ空売りに飛び込むには早い、今は待ち、待ちです!
本日のコミュニティーの銘柄解説には割高感があって、下げる過程にのしかかった銘柄も取り上げていますので空売りが好きな方はぜひ参考にしてください。後、買いはそろそろ内需・ディフェンシブの売られすぎた銘柄を物色してもよいでしょう。
【各市場の動き】
株式指標 | ||
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日経平均(円) | 45,630.31 | +136.65(0.30%) |
TOPIX | 3,170.45 | +7.28(0.23%) |
為替(日本時間 16:00) | ||
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ドル・円 | 148.08 - 148.09 | -0.03(-0.02%) |
ユーロ・円 | 174.56 - 174.58 | +0.57(0.32%) |
ユーロ・ドル | 1.1787 - 1.1789 | +0.0040(0.34%) |
海外株式 | ||
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NYダウ工業株30種(ドル) | 46,292.78 | -88.76(-0.19%) |
S&P500種 | 6,656.92 | -36.83(-0.55%) |
ナスダック | 22,573.474 | -215.502(-0.94%) |
債券・金利 | ||
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長期(10年)国債金利(%) | 1.640 | -0.015 |
米10年国債(%) | 4.107 | -0.043 |