【市場の総括】
2026年1月16日の東京株式市場は続落しました。終値は前日比174円33銭(0.32%)安の5万3936円17銭で取引を終えました。TOPIXは3658.68と前日比10.30ポイント安(マイナス0.28%)で、こちらも小幅安にとどまっています。新興株ではグロース250指数が続伸し、午後にかけて投資家心理の改善から上昇へ転じる展開となりました。
日経平均は前場に一時400円近い下げとなりましたが、引けにかけて下げ幅を縮小し、押し目買いの意欲も確認された一日でした。高値圏でのもみ合いながら、主力大型株から成長期待の高いグロース市場へ物色が広がった点が特徴的です。国内政局面で立憲民主党と公明党が衆院選対策で新党構想を進めているとの報道が「先行き不透明感」として嫌気され、前場に売りが優勢となったことが挙げられます。加えて、日経平均は直近で史上最高値圏まで急伸していたため、高値警戒感からの利益確定売りも出やすい地合いでした。
||米国市場は反発して上昇
15日の米株式市場は3日ぶりに反発し、終値は前日比292ドル81セント(0.59%)高の4万9442ドル44セント、ナスダックは3日ぶりに反発し、終値は前日比58.273ポイント(0.24%)高の2万3530.022、S&P500種も3日ぶりに反発し、終値は前日比17.87ポイント(0.25%)高の6944.47で取引を終えました。
米新規失業保険申請件数が市場予想を下回る19万8000件となり、労働市場の底堅さが確認されたことが挙げられます。また、ニューヨーク連銀製造業景況指数も前月から改善し、市場予想を上回る内容だったことで、景気後退懸念がやや後退しました。これにより、「景気は堅調だが過熱しすぎていない」というソフトランディング期待が再び意識され、金融・景気敏感株を中心に買いが優勢となりました。
【 今後の投資戦略】
日本市場では、高値圏での持ち合いのなかで、日経平均が小幅反落、グロース250が続伸という「大型→新興」への資金シフトが見られました。今後の指数動向は、国内政治リスクの落ち着きと米国株のトレンドに左右されつつも、「押し目買い優勢・個別物色中心」というパターンが続きやすいと考えられます。短期的にはイベントヘッドラインに振れやすいため、指数先物主導の急な値動きに備えつつ、現物はテーマと業績を重視してポジションを組み立てるスタンスが有効です。
業種別では、金融・半導体関連・内需ディフェンシブの3本柱を軸に、循環的なローテーションを意識したポートフォリオ構築が重要です。当日大きく動いたのは、政局報道に敏感な内需・公共関連、金利動向に連動しやすい銀行・証券、そしてAI・半導体関連を含むハイテクセクターです。一方で、政治・規制リスクが顕在化しやすいセクターや、直近の急騰でバリュエーションが極端に膨らんだ銘柄には、短期的な調整リスクも意識しておく必要があります。
【各市場の動き】
| 株式指標 | ||
|---|---|---|
| 日経平均(円) | 53,936.17 | -174.33(-0.32%) |
| TOPIX | 3,658.68 | -10.30(-0.28%) |
| 為替(日本時間 16:00) | ||
|---|---|---|
| ドル・円 | 158.43 - 158.44 | -0.15(-0.09%) |
| ユーロ・円 | 183.86 - 183.87 | -0.54(-0.29%) |
| ユーロ・ドル | 1.1603 - 1.1605 | -0.0025(-0.21%) |
| 海外株式 | ||
|---|---|---|
| NYダウ工業株30種(ドル) | 49,442.44 | +292.81(0.59%) |
| S&P500種 | 6,944.47 | +17.87(0.25%) |
| ナスダック | 23,530.022 | +58.273(0.24%) |
| 債券・金利 | ||
|---|---|---|
| 長期(10年)国債金利(%) | 2.180 | +0.020 |
| 米10年国債(%) | 4.173 | +0.040 |





