【市場の総括】
2026年3月2日の東京株式市場は5営業日ぶりに反落しました。終値は前週末比793円03銭(1.35%)安の5万8057円24銭で取引を終えました。米国とイスラエルによるイラン攻撃をきっかけとした中東情勢の緊迫化を受け、株式市場全体にリスクオフムードが広がり、日経平均は5営業日ぶりに大幅反落となりました。
原油価格の急騰観測や、1月米PPI上振れに伴う米利下げ観測後退も重なり、グロース・ハイテク関連を中心に調整色が強まりました。TOPIXは1.02%安の3898.42ポイントで大引けとなり、東証プライム全体としても1%超の下落と、広範囲に売りが及びました。東証グロース250指数は終値768.64と前日比9.06ポイント安、下落率1.16%となり、グロース市場も軟調でした。
||米国市場は週末に下落
27日の米株式市場は4日ぶりに反落し、終値は前日比521ドル28セント(1.05%)安の4万8977ドル92セント、ナスダックは続落し、終値は前日比210.171ポイント(0.91%)安の2万2668.212、S&P500種も続落し、終値は29.98(0.43%)安の6,878.88で取引を終えました。
インフレ指標として注目された1月PPIが予想を上回り、インフレ高止まり懸念からFRBの利下げ期待が後退したことが、指数全体の頭を抑えています。個別にはエヌビディアなどAI関連の主力ハイテク株が決算後に伸び悩み、ナスダック100指数を含めハイテクセクターの需給悪化が指摘されています。
中東情勢の緊迫化に伴う原油高が米国企業のコスト構造や消費マインドに与える影響が意識され、防御的なセクターへの資金シフトもみられます。
【 今後の投資戦略】
2日の東京市場では、日経平均が一時1500円超安となるなど、地政学リスクをきっかけとした急速なリスクオフ相場となりました。TOPIXやグロース250もそろって下落しており、指数全体としてバリュー・グロースの区別なく広範囲に売りが出た点が特徴です。
中東情勢が短期間で沈静化するか、それとも長期化して原油・インフレ・金利に波及するかで、日本株指数の方向性も大きく変わってくる局面に入っています。
それではここでどこに注目するのか?原油高が続く場合、相対的に恩恵を受けやすいエネルギー・資源関連がいいでしょう。また、地政学リスクの高まりを背景とした政策需要から防衛・安全保障関連は短期的なテーマ性はあるものの、ボラティリティが高い点に注意が必要です。
【各市場の動き】
| 株式指標 | ||
|---|---|---|
| 日経平均(円) | 58,057.24 | -793.03(-1.35%) |
| TOPIX | 3,898.42 | -40.26(-1.02%) |
| 為替(日本時間 16:00) | ||
|---|---|---|
| ドル・円 | 156.92 - 156.93 | +0.84(0.53%) |
| ユーロ・円 | 184.13 - 184.14 | -0.29(-0.15%) |
| ユーロ・ドル | 1.1733 - 1.1734 | -0.0082(-0.69%) |
| 海外株式 | ||
|---|---|---|
| NYダウ工業株30種(ドル) | 48,977.92 | -521.28(-1.05%) |
| S&P500種 | 6,878.88 | -29.98(-0.43%) |
| ナスダック | 22,668.212 | -210.171(-0.91%) |
| 債券・金利 | ||
|---|---|---|
| 長期(10年)国債金利(%) | 2.075 | -0.035 |
| 米10年国債(%) | 3.941 | -0.065 |





