【市場の総括】
2026年3月12日の東京株式市場は反落しました。終値は前日比572円41銭(-1.04%)安の5万4452円96銭で取引を終えました。TOPIXは3,649.85と49.00ポイント安(1.32%安)、東証グロース市場指数も986.20と22.23ポイント安(2.20%安)と、新興株を含め広範囲に売りが出ています。
原油指標となるNY原油先物が90.90ドルと前日比4.18%高、ドバイ原油現物も134.30ドルと17%超上昇するなど、エネルギー価格急騰がインフレと景気減速懸念を強めたことが株式市場全体の重しとなりました。
地政学リスクの高まりから円安が進まず、ドル円は158円台後半とやや円高方向に振れたことで、輸出株の上値を抑えた面もあります。
||米国市場はまちまちな動き
11日の米株式市場は続落しました。終値は前日比289ドル24セント(0.60%)安の4万7417ドル27セント、ナスダックは小幅に3日続伸し、終値は前日比19.031ポイント(0.08%)高の2万2716.135、S&P500種は続落し、終値は5.68(0.08%) 安の6,775.80で取引を終えました。
米10年国債利回りは4.227%と前日比0.069ポイント上昇し、インフレ再燃懸念と中東でのタンカーへの攻撃多発によるリスクオフが同時進行する複雑な地合いとなっています。
原油価格が100ドル超に乗せたことで、航空・消費関連にはコスト増を懸念した売りが広がる一方、エネルギー関連には相対的な強さが見られました。
【 今後の投資戦略】
日本市場では、原油高と中東情勢の悪化懸念が一気に織り込まれ、先物主導で指数が短時間に大きく振れました。一方で、ドル円が158円台後半で踏みとどまり、本格的なリスクオフの円高には至っていない点は、日本株にとって一定の支えでもあります。直近の急落分の「半値戻し」が意識される中で、戻り局面では戻り売りと押し目買いの攻防が続く展開を想定したい局面です。
慎重姿勢が望ましい業種としては、航空・旅行、燃料コスト負担の大きい輸送関連、原材料高を価格転嫁しにくい小売や外食などは、原油高長期化局面ではマージン圧迫リスクが高いです。
【各市場の動き】
| 株式指標 | ||
|---|---|---|
| 日経平均(円) | 54,452.96 | -572.41(-1.04%) |
| TOPIX | 3,638.84 | -60.01(-1.62%) |
| 為替(日本時間 16:00) | ||
|---|---|---|
| ドル・円 | 158.94 - 158.96 | +0.72(0.45%) |
| ユーロ・円 | 183.59 - 183.60 | -0.22(-0.11%) |
| ユーロ・ドル | 1.1549 - 1.1551 | -0.0068(-0.58%) |
| 海外株式 | ||
|---|---|---|
| NYダウ工業株30種(ドル) | 47,417.27 | -289.24(-0.60%) |
| S&P500種 | 6,775.80 | -5.68(-0.08%) |
| ナスダック | 22,716.135 | +19.031(0.08%) |
| 債券・金利 | ||
|---|---|---|
| 長期(10年)国債金利(%) | 2.180 | +0.025 |
| 米10年国債(%) | 4.227 | +0.069 |





