【市場の総括】
2026年3月24日の東京株式市場は3営業日ぶりに反発しました。終値は前日比736円79銭(1.43%)高の5万2252円28銭で取引を終えました。TOPIXは3,559.67と73.23ポイント高(+2.10%)となり、日経平均を上回る上昇率で、バリュー・内需株にも買いが広がった形です。東証グロース市場指数は940.69と前日比23.29ポイント高(+2.54%)と、3日ぶりに反発し、新興株にもリスクオンの動きが波及しました。
米国がイランへの軍事行動を当面見送るとの報道や、原油先物の上昇ペース一服がリスク資産への資金回帰を促し、前日まで売られていた景気敏感株・金融株を中心に買い戻しが優勢となりました。円安が158円台後半まで進行する一方、長期金利は2.26%台とやや低下しており、外部環境としては株式にプラス材料が残っています。
||米国市場は大幅に反発
23日の米株式市場は4営業日ぶりに反発し、終値は前週末比631ドル00セント(1.38%)高の4万6208ドル47セント、ナスダックは4営業日ぶりに反発し、終値は前週末比299.149ポイント(1.38%)高の2万1946.760、S&P500種も反発し、終値は74.52(1.14%)高の6,581.00で取引を終えました。
中東情勢を巡る最悪シナリオへの警戒がやや後退したことで、先週まで売られていたハイテクや景気敏感株に幅広く買い戻しが入りました。一方、米10年国債利回りは4.34%台と依然高水準にあり、金融引き締め環境が続く中で、バリュエーションの高いグロース株は今後も金利動向に敏感に反応しやすい地合いです。
【 今後の投資戦略】
日本市場では、前日までの急落でセンチメントが極端に悪化していたところに、中東リスク緩和と米株高が重なり、一気に買い戻しが広がりました。指数主導の反発ですが、TOPIXや東証プライム指数の上昇率が高く、バリュー株や金融株も含めた広範な銘柄に買いが入った点はポジティブです。
一方で、原油高止まりや世界金利高、年初来安値近辺からの戻りであることを踏まえると、「戻りは段階的に売り・拾いを組み合わせる」スタンスが現実的だと考えます。
業種別では、エネルギー価格の高止まりを背景に、資源・商社・エネルギー関連に中期的な追い風が吹いています。同時に、金融株は長期金利の高止まりと配当利回りの魅力を材料に、海外投資家の逆張り買いが入りやすい地合いです。
一方で、原材料高と消費マインド悪化の影響を受けやすい小売・外食、燃料コストの影響が大きい陸運・空運などは、一部で業績下振れリスクに注意したい局面です。
【各市場の動き】
| 株式指標 | ||
|---|---|---|
| 日経平均(円) | 52,252.28 | +736.79(1.43%) |
| TOPIX | 3,559.67 | +73.23(2.10%) |
| 為替(日本時間 16:00) | ||
|---|---|---|
| ドル・円 | 158.56 - 158.58 | -1.02(-0.63%) |
| ユーロ・円 | 183.88 - 183.89 | -0.08(-0.04%) |
| ユーロ・ドル | 1.1595 - 1.1597 | +0.0068(0.58%) |
| 海外株式 | ||
|---|---|---|
| NYダウ工業株30種(ドル) | 46,208.47 | +631.00(1.38%) |
| S&P500種 | 6,581.00 | +74.52(1.14%) |
| ナスダック | 21,946.760 | +299.149(1.38%) |
| 債券・金利 | ||
|---|---|---|
| 長期(10年)国債金利(%) | 2.265 | -0.040 |
| 米10年国債(%) | 4.342 | -0.035 |





