CLOSING BELL ・ 2026.10.14
ASML決算で600円高が消え、金利3%割れで銀行2.6%安
日経平均の概況
3 POINTS
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日経平均は33円23銭安の6万7744円29銭で5日続落、後場中盤の600円超の上げをASMLの決算で失いました。
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10年物国債の利回りが2.985%へ下がって3%を割り込み、銀行業が2.61%安で下落率の首位になりました。
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東証プライムは892銘柄が下落し、今晩の米物価指数と明日のTSMCの決算が次の関門です。
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KEY LEVELS
判断に使う水準
この記事の目次
01
市場の総括
日経平均株価は33円23銭安の6万7744円29銭で引け、5日続落となりました。始値は164円71銭高の6万7942円23銭、高値は6万8408円14銭、安値は6万7533円10銭です。TOPIXは13.89ポイント安の4096.78、グロース市場250指数は15.46ポイント安の781.58で、いずれも続落です。東証プライムの騰落は値上がり604銘柄、値下がり892銘柄、変わらず56銘柄で、値下がりが6割近くです。売買代金は7兆4507億円、売買高は21億8982万株でした。10年物国債の利回りは0.020%低下の2.985%で3%を割り込み、20年債は3.844%です。
前日までの4営業日で2900円あまり下げた反動で買いが先行し、後場中盤には上げ幅が600円を超えました。流れが変わったのは午後2時です。オランダの半導体製造装置大手ASMLホールディングが発表した7〜9月期決算は、増収増益ながら市場予想の範囲にとどまり、材料出尽くしと受け取られました。東京エレクトロンとレーザーテックがマイナスに転じ、3時前にはアルゴリズムの売りも重なりました。33業種は14業種が上昇、19業種が下落です。上昇は石油・石炭製品の1.12%高、その他製品の0.98%高、非鉄金属の0.92%高が上位です。下落は銀行業の2.61%安が首位で、証券・商品先物業が2.50%安、精密機器が2.00%安と続きました。押し下げは東京エレクトロンの159円28銭が最大で、オリンパスの36円88銭が続きます。押し上げはファーストリテイリングが1銘柄で165円86銭でした。
02
今晩の米国市場の注目ポイント
13日の米国市場は、ダウ工業株30種平均が180ドル45セント安の5万1670ドル10セントで4日ぶりに反落し、S&P500は1.79ポイント安の7805.45、ナスダック総合指数は41.52ポイント安の2万7204.38で続落、SOX指数は5日続落となりました。中国のメモリー半導体メーカーの高性能製品計画が伝わって半導体株が売られ、ジョンソン・エンド・ジョンソンの部門別売上高が予想未達で医療関連株も下げたためです。
今晩の中心は、21時30分に発表される9月の米消費者物価指数です。総合は原油高を映して前年比3.6%へ加速、食品とエネルギーを除くコアは2.5%と落ち着いた伸びが見込まれています。前月比でコアが0.2%までであれば10月の利上げ見送りが濃厚で、年内は12月にあと1回という見方が保たれます。時間外の米株価指数先物はダウ先物12月限が84ドル高の5万2019ドル、ナスダック100先物が2.75ポイント安と方向が分かれ、大阪の日経平均先物12月限は夜間立会が日中の清算値より80円高い6万8240円で始まりました。明日15日には台湾積体電路製造の7〜9月期決算が控えます。
03
今後の投資戦略
本日の相場は、午後2時のASMLの決算を境に前半と後半で別の顔になりました。前半はAI周辺に資金が戻り、フジクラが130円高の5200円、太陽誘電が380円高の1万970円と売買代金上位が買われ、ファーストリテイリングは2050円高の7万5840円で1銘柄で165円86銭押し上げました。後半は決算が材料出尽くしと受け取られ、東京エレクトロンが315円安の1万1240円、レーザーテックが720円安の4万5370円と半導体が崩れました。明日の見どころは、台湾積体電路製造の決算を受けて半導体関連が本日の下げを戻すかどうかです。
注意したいのは、指数と中身のずれが前日と逆を向いた点です。13日は日経平均が1253円40銭安でも東証プライムの7割超が上昇しましたが、本日は33円23銭安で値下がりが892銘柄です。下落率の首位は銀行業の2.61%安で、証券・商品先物業が2.50%安、精密機器が2.00%安と金融に偏っています。オリンパスは米食品医薬品局から品質管理の警告書を受け取ったと発表し、値下がり率の首位です。この前提が崩れるのは、今晩のコア指数が上振れて長期金利が3%台へ戻る場合です。
株式以外でいちばん動いたのは国内の長期金利です。10年物国債の利回りは2.985%へ下がり3%を割り込みました。貸出利ざやの改善が遠のく銀行業には逆風、借り入れコストが下がる不動産業には追い風ですが、不動産業も1.10%安です。原油は13日にWTI先物が94ドル68セントまで3営業日続伸し、時間外は94ドル台半ばで一服です。為替は16時のドル円が158円25銭で、13日16時の158円20銭からほぼ変わらず、ユーロ円は176円90銭から177円30銭へ40銭の円安です。本日2.61%安だった銀行業がどこで下げ止まるかは、2.985%の長期金利の戻り方次第です。
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本日の相場は、午後2時のASMLの決算を境に前半と後半で別の顔になりました。
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注意したいのは、指数と中身のずれが前日と逆を向いた点です。
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株式以外でいちばん動いたのは国内の長期金利です。
本記事は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資に関する最終的な判断はご自身の責任でお願いいたします。
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