CLOSING BELL ・ 2026.10.15
日経3318円安で歴代3位、それでも医薬品と不動産は上昇
日経平均の概況
3 POINTS
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日経平均は3318円34銭安の6万4425円95銭で6日続落し、下げ幅は歴代3位となりました。
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アドバンテスト1銘柄で指数を1303円押し下げ、非鉄金属は10.67%安と業種の下落率首位です。
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医薬品が4.01%高と逆行しており、今晩の米9月物価指標で半導体の売りが続くかを見ます。
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KEY LEVELS
判断に使う水準
この記事の目次
01
市場の総括
日経平均株価は3318円34銭安の6万4425円95銭で引け、6日続落となりました。下げ幅は歴代3位です。始値は6万6880円37銭、安値は6万4092円74銭です。TOPIXは97.44ポイント安の3999.34、グロース市場250指数は25.05ポイント安の756.53で、ともに続落です。東証プライムは値上がり564銘柄、値下がり948銘柄です。売買代金は10兆1401億円で約1か月ぶりに10兆円を超え、売買高は30億2794万株です。10年物国債の利回りは0.072%低下の2.913%、20年債は3.777%です。
売りの理由は2つ重なりました。1つは14日の米9月消費者物価指数が上振れ、早期の追加利上げ観測が再燃したことです。もう1つは、AIインフラを手がける新興企業の財務不安が浮上し、前夜の半導体株が大きく下げたことです。後場には台湾積体電路製造(TSMC)の7〜9月期決算が明らかになり、売上高と純利益はいずれも四半期として過去最高を更新しましたが、日本株の反応は限られました。33業種は上昇10、下落23です。下落率は非鉄金属の10.67%安が首位で、電気機器が6.13%安、ガラス・土石製品が5.56%安と続きました。上昇は医薬品の4.01%高が首位で、不動産業が2.15%高、小売業が1.93%高です。押し下げ上位5銘柄はアドバンテスト、東京エレクトロン、ソフトバンクグループ、イビデン、フジクラで合計約2456円、うち1303円はアドバンテスト1銘柄によるものです。押し上げ上位5銘柄の合計は約132円でした。韓国の総合株価指数も急落し、一時サーキットブレーカーが発動しました。
02
今晩の米国市場の注目ポイント
14日の米国市場は、ダウ工業株30種平均が48ドル62セント安の5万1621ドル48セントで続落し、S&P500は86.51ポイント安の7718.94、ナスダック総合指数は511.52ポイント安の2万6692.86で3日続落、SOX指数は4%を超える下げとなりました。9月の消費者物価指数が総合で前年比3.7%と予想を上回り、AI向けデータセンターを手がける新興企業の社債が急落したことで、ハイテク株に売りが集まりました。
今晩は21時30分に指標がまとまって出ます。9月の生産者物価指数は前年比5.3%でコアは4.4%、小売売上高は前月比0.3%の予想です。10月のフィラデルフィア連銀景況指数は26.8で、前回の37.8から鈍る見込みです。大阪の日経平均先物12月限は、夜間立会が日中の清算値と変わらずの6万4800円で始まりました。市場が見ているのは、AIの設備投資をどこまで借り入れで支えられるかという点です。設備投資そのものはTSMCの過去最高の決算が裏づけていますが、資金の出し手の側では社債の値下がりが先に出ました。作る側の数字と借りる側の値段が逆を向いたのが今週です。
03
今後の投資戦略
全面安に見えた一日で、医薬品が4.01%高と33業種の上昇率首位に立ちました。住友ファーマが値上がり率の2位、武田薬品工業が10位に入り、中外製薬と大塚ホールディングスは押し上げ寄与の上位に並びました。もう一つ注目するのは1.93%高の小売業です。良品計画が2027年8月期の営業増益10%の計画を示して大幅高となり値上がり率3位、サイゼリヤも営業増益29%の計画で4位です。小売業は9日には注意する側でしたが、本日買われたのは内需の個別決算で、理由が入れ替わりました。明日16日の寄り付きでは、この2業種が連日で買われるかを確認します。
10.67%という非鉄金属の下落率は、33業種のなかで突出しています。注意するのはこの非鉄金属と、6.13%安の電気機器です。非鉄金属はフジクラが押し下げ寄与の5位、三井金属が値下がり率の10位に入りました。電気機器はアドバンテストが1銘柄で指数を1303円押し下げ、レーザーテックも値下がり率7位です。13日にも電気機器を注意する側に置きましたが、今回はTSMCが過去最高の決算を出しても買われなかった点が新しい材料です。この前提が崩れるのは、今晩のSOX指数が反発する場合です。
国内の長期金利は2.913%まで下がり、3%割れが2営業日続きました。20年債も3.777%です。貸出利ざやの改善が遠のく銀行業には逆風で、本日は2.22%安でした。借り入れコストが下がる不動産業には追い風で、こちらは2.15%高と上昇率の2位です。為替は16時のドル円が157円97銭で、14日16時の158円25銭から28銭の円高です。原油はWTI先物が14日に1バレル95ドル09セントまで4営業日続伸しており、この水準が続く間は鉱業に追い風が残ります。本日の鉱業の3.16%安が、原油を見ていない下げだったことを確かめる場面です。
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全面安に見えた一日で、医薬品が4.01%高と33業種の上昇率首位に立ちました。
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10.67%という非鉄金属の下落率は、33業種のなかで突出しています。
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国内の長期金利は2.913%まで下がり、3%割れが2営業日続きました。
本記事は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資に関する最終的な判断はご自身の責任でお願いいたします。
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