【市場の総括】
2024年12月5日の東京株式市場は4日続伸しました。終値は前日比119円21銭(0.30%)高の3万9395円60銭で取引を終えました。米国市場が最高値を更新するなど3指数揃って上昇した流れを引き継ぎました
ナスダック市場が強く推移したことを反映して、半導体関連の一角が買われましたが、今週だけで1000円以上上げていた上昇トレンドを背景に、利益確定の売りが出ました。
||米国市場は最高値更新
前日の米株式市場は3営業日ぶりに反発して、前日比308ドル51セント(0.69%)高の4万5014ドル04セント、ナスダックは4日続伸して、前日比254.205ポイント(1.30%)高の1万9735.116、S&P500種も4日続伸して、前日比36.61ポイント(0.60%)高の6086.49で取引を終えました。
ダウ指数が最高値を再び更新して、初の4万5000ドル台乗せとなりました。ISM非製造業景況感指数が市場予想を下まわり、ADP全米雇用リポートも非農業雇用者数が市場予想を下回りました。FRBによる利下げへの期待が高まり、幅広い銘柄に買いが広がりました。
【 今後の投資戦略】
理解ができないほどの強さと多くの投資家が嘆く動きが続いています。米国市場はずいぶんと過熱しているところから、さらにギャップを開けてスタート、そのまま上昇、ダウは45,000ドルに乗せる強さを見せました。
さすがにここまでくると雇用統計の発表が予定されている明日は、一回利益を確定する売りが強く出てきても良いタイミングでしょう。本日は朝だから下げる展開となりましたが、下げる展開といってもマイナスになっておらず、押し目ができると買っていく動きになっています。明日も強い売りが出てくると、アメリカ市場の動きに従って安値を拾う動きにつながると予想します。今夜から明日の午前まで利益確定の売りが出てきたら、午後からまた買われていくことにつながると予想します。利益確定が進んだ銘柄から素直に拾ってを買っていく行動で良いでしょう。
米国市場もVIX指数が今年最も低い水準に近づいてきているので、近いうちの調整入りを楽しみにしてください。
【各市場の動き】
株式指標 | ||
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日経平均(円) | 39,395.60 | +119.21(0.30%) |
TOPIX | 2,736.29 | -4.31(-0.16%) |
為替(日本時間 16:00) | ||
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ドル・円 | 149.76 - 149.78 | -0.63(-0.41%) |
ユーロ・円 | 157.66 - 157.67 | -0.39(-0.24%) |
ユーロ・ドル | 1.0526 - 1.0527 | +0.0018(0.17%) |
海外株式 | ||
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NYダウ工業株30種(ドル) | 45,014.04 | +308.51(0.69%) |
S&P500種 | 6,086.49 | +36.61(0.60%) |
ナスダック | 19,735.116 | +254.205(1.30%) |
債券・金利 | ||
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長期(10年)国債金利(%) | 1.065 | +0.015 |
米10年国債(%) | 4.177 | -0.047 |