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2021年7月27日の日経概況

2021年7月27日の東京株式市場は3営業日続伸しました。
終値は前営業日比136円93銭(0.49%)高の2万7970円22銭でした。
米国市場が先週末に続き続伸、3指標揃って
史上最高値を連日で更新しました。
日本市場は買いが先行してスタートして、上昇幅を200円に伸ばしましたが、
主要イベントを目前に様子見が広がり、縮小して取引を終えました。
本日も最後までしっかりお読みください。

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【米国市場の動向】

米国市場は続伸しました。
ダウ工業株30種平均は5営業日続伸して、
前営業日比82ドル76セント(0.2%)高の3万5144ドル31セント、
ナスダック総合株価指数も5営業日続伸、
前日比3.722ポイント高の1万4840.713で取引を終えました。

S&P500種株価指数も上昇、
前週末比10.51ポイント(0.2%)高の4422.30で引け、
3指標そろって再び史上最高値を更新しました。

中国当局がハイテク企業の規制を強化する発表して
中国・香港市場が大幅に下落、
米国市場にも波及して売りが先行してスタートしました。

売りが一巡した後は、本格化するハイテク企業の
業績発表に備えて、買いを入れる投資家が増え、
下げ幅を打ち消し、上昇に転じて取引を終えました。

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【日本市場の動向】

日本市場は米国市場の3指数が最高値を更新した
流れを引き継ぎ、買いが先行してスタートしました。
200円を超える上げ幅まで記録しましたが、

上値を追うような材料が不足、
上昇幅は限定的でした。
米国市場でGAFAMの主要企業が
決算発表をひかえていることも様子見の雰囲気を強めました。

前日は買われた海運業が早くも利益確定に押され、
下落率1位、医薬品、精密機器も売られました。

前日買われた非鉄金属が本日も強く、
鉄鋼、鉱業などの景気敏感銘柄に加えて
保険、銀行などの金融業も買われました。

日経の日足は上下髭をもつ陽線を形成しました。
前日の高値と安値の間に挟まれ、
形では持ち合い、
前日に続いて28,000円が抵抗として働きました。

28,000円を挟んでの攻防が続いているので
ここを上にぬけるとしばらく上に向かい、
25日線までは伸ばしていきますが、
反対に下に抜けると下げトレンドは加速します。

東証1部の売買代金は概算で1兆9971億円、
売買高は9億3897万株でした。
東証1部の値上がり銘柄数は1571、
値下がりは536、変わらずは84銘柄でした。

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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】

3営業日を上昇、3日とも上昇幅は3桁、
ここまでくると市場は強気と解釈しても良さそうですが、
地合いがよいという印象はほとんど受けません。

テクニカル分析上の形や
キャンドルの組みが強気を示唆する
流れではないこともありますが、

ファンダメンタルでも世界で最も注目度の高い
ハイテク銘柄群の決算発表が控えていることが
上値を追うことを防いでいます。

日経は現在短期的な下げトレンド中なので、
今週中に上昇に転じても焦ることはありません。
トレンドが転換したことを確認してから
買いを入れても全然遅くはないでしょう。

むしろFOMCの結果などもしっかり確認してから
発生する方向にのせるのが望ましい行動です。
金曜日は「魔の月末日」、
月末の下げというジンクスが続くことを想定して
明日も28,000円を突破できない場合は、
木曜日に新たな買いポジションを立てるのは控えた方がいいでしょう。

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【各市場の動き】
日経平均(円)
27,970.22 +136.93(0.49%)
ドル・円
110.00 – 110.01 -0.20(-0.18%)
ユーロ・円
129.97 – 129.99 +0.13(0.10%)
ユーロ・ドル
1.1814 – 1.1816 +0.0032(0.27%)
NYダウ工業株30種(ドル)
35,144.31 +82.76(0.23%)
S&P500種
4,422.30 +10.51(0.23%)
ナスダック
14,840.713 +3.722(0.02%)

ジョン・シュウギョウにより毎日更新される日経概況のバックナンバーは
TBLのホームページでご覧頂けます。

http://www.tbladvisory.com/topics/

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