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2021年11月18日の日経概況

2021年11月18日の東京株式市場は2営業日続落しました。
終値は前営業日比89円67銭(0.30%)安の2万9598円66銭でした。
米国市場が利益確定と悪材料の出た銘柄の下落によってそろって反落、
日本市場も売りが先行してスタートしました。
経済対策についての報道が市場を反転させましたが、
上昇した銘柄への利益確定で再び下げに転じて終わりました。
本日も最後までしっかりお読みください。

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【米国市場の動向】
週末の米国市場は反落しました。
ダウ工業株30種平均は反落して、
前営業日比211ドル17セント(0.6%)安の3万5931ドル05セント、
ナスダック総合株価指数も反落して、
前日比52.284ポイント(0.3%)安の1万5921.571で取引を終えました。

イギリスのアマゾンで使用が停止される見通しと報道された
VISAが大幅に下落、市場の重しとなりました。
長期金利の上昇が一服したことで、

収益に影響されるとの懸念でゴールドマンサックスなどの
金融部門が売られる、
好業績に伴う上昇で買われた銘柄は利益確定が出ました。

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【日本市場の動向】

日本市場は米国市場が反落したことで
売りが先行してスタートしました。
下げ幅は200円以上に広がりましたが、

経済対策の規模が想定より大きいとの観測で
急速に下げ渋り、プラスに転じましたが、
直近の上昇で値をあげてきた

銘柄に売りが出て再び下落、
始値付近に戻って取引を終えました。

ガラス、非鉄金属、機械、精密機器などの
景気敏感株、素材系が物色されました。
証券、空運も買われ、陸運もしっかり。

前日の上昇を主導した海運が反落、
鉱業、ゴム製品などの景気敏感株の一角が売られ、
石油、医薬品、水産なども軟調でした。

日経の日足は十字架を形成しました。
実体はほとんど持たず、上下ひげがのびて、
トレンドが変化する兆しがでました。

9月14日から11月の16日の高値を結ぶ線と
直近の安値を結んだ線を交差させると、
二等辺三角形の持ち合いが煮詰まってきているのがわかります。

ここから上に向かって転換するか
もう一日ぐらい下げて、
25日移動平均線からトレンド転換をすると
安値の切り上げが継続することになりますが、
高値は3万円付近で抵抗に遭っている動きが続いています
前日は「強力に支えてくれましたが、
直近2日の安値を割り込んで、
さらなる調整もあり得ることを示唆しています。」と解説、
調整は出ましたが、短く終わる可能性もあります。

東証1部の売買代金は概算で2兆8167億円、
売買高は12億2040万株でした。
東証1部の値下がり銘柄数は1314、
値上がりは770、変わらずは99銘柄でした。

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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】
決算発表が一巡した日米市場で、
イベントも少ない今週は
やや材料難の週間になっています。

本日の動きはまさしく迷いのサインで、
市場が開いているので、機械的に売買しているという
感じがしています。

それでも売買代金が3兆円近くあるので
売買意欲があまりないということにまでなりませんが、
明日閣議決定される経済対策が
想定を超える56兆円規模との報道にもこの動きなので、
もうちょっと強い刺激が必要のように思われます。

その中で注目するところは国策に関連するテーマです。
特に意欲的に進められている
デジタル田園都市国家構想には様々な分野がかかわってくるので
注目してリサーチする価値があります。

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【各市場の動き】
日経平均(円)
29,598.66 -89.67(-0.30%)
ドル・円
114.18 – 114.19 -0.70(-0.60%)
ユーロ・円
129.38 – 129.39 -0.46(-0.35%)
ユーロ・ドル
1.1330 – 1.1332 +0.0028(0.24%)
NYダウ工業株30種(ドル)
35,931.05 -211.17(-0.58%)
S&P500種
4,688.67 -12.23(-0.26%)
ナスダック
15,921.571 -52.284(-0.32%)

ジョン・シュウギョウにより毎日更新される日経概況のバックナンバーは
TBLのホームページでご覧頂けます。

http://www.tbladvisory.com/beginnning/topics/

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