2021年11月22日の東京株式市場は小幅で続伸しました。
終値は前営業日比28円24銭（0.09%）高の2万9774円11銭でした。
欧州の新型コロナウイルスの感染者再拡大を背景に
米国市場はまちまちな動きが続き、
日本市場は売りが先行してスタートしました。
内需、医薬品など景気変動の影響を受けにくいセクターが物色されて、
プラスに転じましたが、上げ幅は限定的な範囲にとどまりました。
本日も最後までしっかりお読みください。
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【米国市場の動向】
週末の米国市場はまちまちな動きが続きました。
ダウ工業株30種平均は3営業日続落して、
前営業日比268ドル97セント（0.7%）安の3万5601ドル98セント、
ナスダック総合株価指数は続伸して、
前日比63.728ポイント（0.4%）高の1万6057.438で取引を終えました。
欧州の感染者再拡大が投資家心理を悪化させました。
オーストリアが22日から全土でロックダウンを実施すると
報道されたことで、
欧州全域への広がりを懸念した投資家からの売りが出ました。
ただし、長期金利の低下で割高感が後退した
ハイテク関連には買いが入って
ナスダックが上昇、S&P500は-0.13%の下落でした。
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【日本市場の動向】
日本市場は欧州の感染拡大、
それを受けて米国市場が方向感のない展開になったことなどを背景に
売りが先行してスタートしました。
感染拡大に関連する銘柄に資金が集中、
一部の銘柄の上昇が指数を引き上げましたが、
全体的な盛り上がり感は薄く、
先週末の終値から小幅な動きで取引を終えました。
証券、保険などの金融系が強く、
上昇率2，3位を占めて、
上昇率1位は海運業でした。
ガラス、パルプ、鉄鋼などの景気敏感・素材株が買われ、
倉庫、医薬品などの内需系の一角も買われましたが、
鉱業、輸送用機器、空運業など、
先週末に強かった銘柄は短期の利益確定に押されました。
日経の日足は上下ひげを持つ陽線を形成しました。
高値は切り上げ、安値は切り下げたので形では持ち合いです。
5日移動平均線と一目均衡表の転換線に挟まれて
方向感の定まらない形になりましたが、
明日どちらに振れるかによって
振れた方向に向かってなトレンドが発生します。
先週末は「3万円を前にして上げが一服するような形なので
買い安心感はまだ広がっていません。
来週の急転可能性に注意しましょう。」と解説、
まだ迷い中なので、休み明けの展開を確認する必要があります。
休日を前にして商いはと、約1カ月ぶりの少なさで、
東証1部の売買代金は概算で2兆3720億円、
売買高は10億6538万株でした。
東証1部の値上がり銘柄数は1054、
値下がりは1023、変わらずは106銘柄でした。
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【日本市場の総合分析： 今後の投資戦略】
商いの薄い一日でした。
国内の感染状況が異様に見えるほど
世界的に新型コロナウィルスの感染者が
再拡大しており、
その影響が明確に見える一日でした。
動意づいている業種をみると、
いずれも再拡大でロックダウンが広がるときに
恩恵を受けそうなところがならんでいます。
医薬品が注目されたのは
ウィルスだから医薬品という単純なかんがえよりは
景気変動の影響を受けにくいとの判断が入ったことでしょう。
ロックダウンの実行が拡大すると
景気への影響が避けられず、
銘柄選びも選球眼を変える必要があります。
医薬品は出遅れてからの出動なので、
テクニカル的にもしばらく物色していいでしょう。
加えて売られすぎ感が出ている
ゴム製品、鉄鋼の反転にも注目してみましょう。
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【各市場の動き】
日経平均（円）
29,774.11 ＋28.24(0.09%)
ドル・円
114.16 – 114.17 －0.20(－0.17%)
ユーロ・円
128.68 – 128.69 －1.04(－0.80%)
ユーロ・ドル
1.1270 – 1.1272 －0.0073(－0.64%)
NYダウ工業株30種（ドル）
35,601.98 －268.97(－0.74%)
S&P500種
4,697.96 －6.58(－0.13%)
ナスダック
16,057.438 ＋63.728(0.39%)
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