2015年3月3日の東京株式市場は4日ぶりに小幅反落しました。
終値は前日比11円72銭(0.06%)安の1万8815円16銭でした。
急激な上げ相場の中で一息入れる利益確定の相場でした。
前日の米国相場の上昇では支援材料として足りませんでした。
前営業日の米高株式市場は上昇。
NYダウ30種平均は前週末比155ドル93セント(0.9%)高の
1万8288ドル63セントで 史上最高値を更新しました。
ナスダック総合指数は反発 、前週末比44.569ポイント(0.9%)高の5008.096で
15年ぶりに節目となる5000を超えてきました。
日本市場は好調な米国市場の好調な動きを受け、買いが先行しましたが
勢いは続かず、反落となりました。
何しろ悪材料は見当たらなく、直近の急激な上昇に伴う
利益確定の動き、しかも小幅にとどまる動きでした。
ファストリテーリングとソフトバンクの2つだけで日経を40円以上
下げる動きで、この2 つを除けば実施的にプラスであることから、
幅広い銘柄に買いが広がっていることが伺えます。
日経225の動きとは反対に、TOPIXは続伸していることから
幅広い銘柄に買いが向かっていることが伺えます。
東証1部の売買代金は概算で2兆4180億円、売買高は23億1592万株で
徐々に商いが戻ってくることからも買いの勢いは劣ろいていないことがわかります。
東証1部の値下がり銘柄数は1058と、全体の6割近く、
値上がりは672、変わらずは130銘柄でした。
テクニカル的には25日移動平均線からの乖離率が5%を超えることで
加熱感を出した相場が当然とるべき動きになったチャートです。
大型株やメガバンクを中心に動いた相場は変わり、
広く物色されていることから、
少しの調整を挟んでは素早く戻る可能性が高いですね。
週末の雇用統計発表を控えて、小動きが今週中に続くことも
予想されます。
■各市場の動き
日経: 18,815.16 -11.72 3日
NYダウ(ドル) : 18,288.63 +155.93 2日
ドル/円: 119.76 – .80 -0.08円高 3日