ホーム » 配信情報トップ » 未分類 » 2021年12月08日の日経概況

2021年12月08日の日経概況

2021年12月08日の東京株式市場は続伸しました。
終値は前営業日比405円02銭(1.42%)高の2万8860円62銭でした。
米国市場で変異型ウィルスの変異株に対する懸念が後退したことが
継続して好感され、3指数揃って続伸したことを背景に日本市場にも買いが進みました。
節目となる29000円を前にしては上げ幅を縮小する動きもみられましたが、幅のある上昇で取引を終えました。
本日も最後までしっかりお読みください。

□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

【米国市場の動向】
米国市場は続伸しました。
ダウ工業株30種平均は続伸して、
前営業日比492ドル40セント(1.4%)高の3万5719ドル43セント、
ナスダック総合株価指数も反発して、
前日比461.763ポイント(3.0%)高の1万5686.916取引を終えました。

新型コロナウィルスのオミクロン型の
懸念が後退したことが継続して好感され、
投資家心理が強気に傾きました。

重病化しにくい、開発中の治療薬が
オミクロンにも有効であるなどの
好材料が続き、下げが大きかった分、
戻りも早く、ナスダックの躍進が著しい1日でした。

□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
【日本市場の動向】

日本市場は米国市場が続伸して
投資家心理が強気になったことを背景に
買いが先行してスタートしました。

米国市場でナスダックが3%の上昇になったことを受け、
日本市場もハイテク関連が物色され、
上昇の中心となりました。

午後に入ると一段高で、
29000円近くまで戻して取引を終えました。

電気機器業種が最も熱く、
精密機器、サービス業の寄与度も
高く、買いが進みました。

一方、不動産、建設、食料品などの
内需関連には比較的弱い動きがみられました。

日経の日足は上下ひげを持つ
短陽線を形成しました。
実体が前日のそれから上離れして
ギャップをあけました。

高値が28897円と、29000円に近づくと
抵抗が意識されて髭を残して終わりました。
前日に解説した通り、
抵抗として意識されやすい位置であり、

一回止まる様子を見せていますが、
明日もこちらを力強く上に抜けると
上昇のモメンタムはむしろ強くなりそうです。

東証1部の売買代金は概算で3兆620億円、
売買高は12億1977万株だでした。
東証1部の値上がり銘柄数は1195、
値下がりは904、変わらずは85銘柄でした。

□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】

地合いがかなりよくなってきました。
世界的にオミクロンで騒ぐ雰囲気は
息を潜め、このままニュースから消滅するのではないかとすら
思われる流れです。

いつものように真っ先に雰囲気が悪化した
米国市場は戻りも先導して、
S&P500はいつの間にか史上最高値に近づいています。

打診買いを入れたものは利益がのってきたので、
そろそろ短期の利益確定を急ぐ売りが出ても
おかしくないタイミングにきました。

せっかくの利益が消えないためにも、
または最低限の利益を確保するためにも、
逆指値の売り設定は利益を確保できるところまで
引き上げるのがよいでしょう。

ここからのシナリオはS&P500の上昇が続き、
最高値を更新、CPIの結果も市場が懸念を和らいでも
良いレベルのものだったら
日本株は週末の利益確定売りをこなしながらも
上昇が続く可能性が高くなっています。

今週までは景気敏感銘柄に注目して、
資金が循環するであろう来週あたりは
内需系の反発を狙いに行くのも良い戦略です。

□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

【各市場の動き】
日経平均(円)
28,860.62 +405.02(1.42%)
ドル・円
113.45 – 113.46 -0.18(-0.15%)
ユーロ・円
128.10 – 128.12 -0.18(-0.14%)
ユーロ・ドル
1.1290 – 1.1292 +0.0001(0.00%)
NYダウ工業株30種(ドル)
35,719.43 +492.40(1.39%)
S&P500種
4,686.75 +95.08(2.07%)
ナスダック
15,686.916 +461.763(3.03%)

ジョン・シュウギョウにより毎日更新される日経概況のバックナンバーは
TBLのホームページでご覧頂けます。

http://www.tbladvisory.com/beginnning/topics/

お買い物カゴ