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2021年4月28の日経概況

2021年4月28の東京株式市場は小幅に反発しました。
終値は前営業日比62円08銭(0.21%)高の2万9053円97銭でした。
米国市場は前日に続いて、まちまちな動きで
日本市場は連休前のポジション整理で売りが先行してスタートしました。
方向感を持った動きは見られず、材料の出た銘柄への売買が集中した相場です。
本日も最後までしっかりお読み下さい。

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【米国市場の動向】

米国市場は横ばいの反発と反落、まちまちな動きになりました。
ダウ工業株30種平均はわずかに反発して、
前営業日比3ドル36セント高の3万3984ドル93セント、
ナスダック総合株価指数は反落して
前営業日比48.560ポイント(0.3%)安の1万4090.216で取引を終えました。

FOMCの結果を見極めたい心理で
積極的な売買は見られず、
市場は方向性に欠けた展開に終始しました。

もう一つ影響を与えた要因は長期金利の上昇、
1.6%台まで戻って銀行など金融部門が買われましたが、
高金利の際に売られやすいハイテク部門が抑えられ
ナスダック総合株価指数は下落しました。

ナスダック総合株価指数が2ヶ月ぶりに
過去最高値を更新した前日の反動で利益確定の売りも入りました。

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【日本市場の動向】

日本市場は膠着感の強い相場でした。
大型連休を前にしてポジションを手仕舞うことで
売りが先行してスタートしました。

米国市場がまちまちな動きになっている要因でもある
FOMCの結果を日本でも見極めたいとの心理で
積極的にポジションを取る動きは見られず、
決算で材料が出た銘柄に売買が集中する流れでした。

直近強い動きを見せた海運業が売られ、
陸運、空運もマイナス。
前日に続き証券、銀行、保険などの
金融関連に買いが進みました。

日経の日足は上下ひげを持つ陽線を形成しました。
前日の高値と安値を切り下げ、
形では下げとなりました。

前日に引き続き、高値は75日移動平均線、
安値は29,000円が意識され、
4/20から乱高下、小さい範囲で持ち合いと、

方向性の定まらない動きになっていることから
変化はありません。
前日の解説通り、当分はこの動きが続きます。

東証1部の売買代金は概算で2兆7025億円、
売買高は12億3708万株でした。
東証1部の値上がり銘柄数は628、
値下がりは1481、変わらずは79銘柄でした。

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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】

そろそろ大型連休が目前、
明日は休場、翌日は市場がひらきますが、
その後から5連休。
ポジションを手仕舞って、GWを気楽に過ごしたいという
気持ちが広がる当然のタイミングです。

加えて18日未明に予定されている
FOMCの結果発表、パウエル議長の記者会見。
上昇幅が62円で、下げ銘柄の方が多いのをみるだけでも
方向感のない相場であることは明らかです。

明日はポジションが整理できないので、
休み明けの1日の間に大きくポジションを持っている銘柄に対しては
ある程度の整理をしておくのが賢明な選択です。

GWはここまでのトレードを振り返るとともに、
業績がバックアップしている堅調銘柄の物色に
あててみるのもよいでしょう。

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【各市場の動き】
日経平均(円)
29,053.97 +62.08(0.21%)
ドル・円
108.98 – 108.99 +0.65(0.60%)
ユーロ・円
131.58 – 131.60 +0.82(0.62%)
ユーロ・ドル
1.2071 – 1.2073 +0.0001(0.00%)
NYダウ工業株30種(ドル)
33,984.93 +3.36(0.00%
S&P500種
4,186.72 -0.90(-0.02%)
ナスダック
14,090.216 -48.560(-0.34%)

ジョン・シュウギョウにより毎日更新される日経概況のバックナンバーは
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