2020年4月1日の東京株式市場は続落しました。
終値は前営業日比851円60銭（4.50%）安の1万8065円41銭でした。
米国市場は感染者数の大幅の増加が続き、大幅に反落、
日本市場は230円安でスタート、小幅の調整という印象でしたが、
引けにかけて大きく下げて終わりました。
2番底が顕在化しつつある今は思いっきりポジションを
増やす場面ではありません。
本日も最後までしっかりお読み下さい。
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【米国市場の動向】
米国市場は反落しました。
ダウ工業株30種平均は反落して、
前営業日比410ドル32セント（1.8%）安の2万1917ドル16セント、
ナスダック総合株価指数も反落して
前営業日比74.05ポイント（1.0%）安の7700.10で取引を終えました。
米国内における新型コロナによる
死者が3000人を超えるなど、爆発的な増加が続き
投資家心理が冷え込みました。
投資銀行やシンクタンクが出す
レポートでは経済への影響が長引くとの
観測が続き、回復にはしばらく時間がかかりそうです。
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【日本市場の動向】
日本市場は米国市場の反落を引き継ぎ、
売りが先行してスタートしました。
注目を集めていた3月の全国企業短期経済観測調査（短観）は
DI（業況判断指数）がマイナス8を記録、
7年ぶりにマイナスに陥りました。
米国市場のダウミニ先物が時間外取引で
600ドルを超える下落となったことも加わり、
下げ幅は1,000円を超える場面も見られました。
33業種のすべてが下落、
特に空運業、サービス業、証券業がきつく下げ、
ガラス、ゴム、金属製品などの素材系にも
深い下げが広がりました。
日経の日足は上下ヒゲを持つ陰線を形成しました。
先日の日足から下離れしてスタート、
そのまま下落する下向きのギャップを形成、
直近の持ち合いも下向きにブレイクしました。
前日まで一貫して
「一度下に振れる可能性に注意しましょう。」と伝えており
その可能性が顕在化したので、それほど驚くことではなく、
しばらく調整は続くものと考えるのがよいでしょう。
明日は本日の安値を切り下げて
下放れする場合は2番底を作りに行く可能性が高くなっています。
大丈夫だと油断することなく
ロスカットするところではしっかり切っておいてください。
東証1部の売買代金は概算で2兆7205億円、
売買高は16億6142万株でした。
東証1部の値下がり銘柄数は2056、
値上がりは100、変わらずは10銘柄でした。
全体の約95%が値下がりする全面安の展開でした。
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【日本市場の総合分析： 今後の投資戦略】
新年度入りの初日、
市場はショックに近い動きをしました。
米国市場の大きな下落を織り込み、
下げに転じる事は目に見えていたものの
市場には日銀によるETF買いに期待する心理が強く残っていました。
案の定、買いが入ったとみられますが、
引けにかけては支えた分を全て打ち消し、
1000円を超える下げ幅まで進んだ後、
かろうじて18,000円台をキープしながら終りました。
日銀がETF買いを入れた日は負けなしという
3月の動きから新年度入って初日で
崩れたというのは市場関係者においてはかなりのショックでした。
2番底があるということは
継続して伝えてきた通りですが、
本日の動きを受けて現実味を浴びてきました。
戦略銘柄の中には売りと買い、
両方が入っていますが
新たな買いは控えることにして
保持している銘柄のメンテナンスに集中しましょう。
空売りで利益は収めていますが、
あくまでも短期戦略に徹していますので
その戦略の立て方も参考にしてください。
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【各市場の動き】
日経平均（円）
18,065.41 －851.60(－4.50%)
ドル・円
107.48 – 107.49 －0.93(－0.85%)
ユーロ・円
118.10 – 118.15 －1.11(－0.93%)
ユーロ・ドル
1.0995 – 1.0998 －0.0001(0.00%)
NYダウ工業株30種（ドル）
21,917.16 －410.32(－1.83%)
S&P500種
2,584.59 －42.06(－1.60%)
ナスダック
7,700.098 －74.053(－0.95%)
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