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2020年4月15日の日経概況

2020年4月15日の東京株式市場は小幅に反落しました。
終値は前営業日比88円72銭(0.45%)安の1万9550円09銭でした。
米国市場は新型コロナウィルスの感染者数が
ピークを迎えたとの見方から大きく反発しました。
日本市場は前日までの上昇で利益確定が出るタイミングにあったこと、
IMFの世界経済見通しが3%のマイナス成長になるとの展望で
下落になりましたが、下げ幅は限定的でした。
本日も最後までしっかりお読み下さい。
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【米国市場の動向】

米国市場は大きく反発しました。
ダウ工業株30種平均は大きく反発して、
前営業日比558ドル99セント(2.4%)高の2万3949ドル76セント、
ナスダック総合株価指数は4日続伸して
前営業日比323.32ポイント(3.9%)高の8515.74で取引を終えました。

ダウ工業株30種平均は3月10日以来1カ月ぶりの高値、
ナスダック総合株価指数は3月6日以来の高値を記録して、
市場全体が落ち着きを戻しつつある動きを明確に示しました。

新型コロナウィルスの感染者数が
ピークに達したとの発言で
経済活動の再開が期待されて上げ幅を広げました。

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【日本市場の動向】

日本市場は米国市場の大幅な上昇は材料にならず、
前日発表されたIMFの世界経済見通し(World Economic Outlook)が
懸念材料としてのしかかりました。

世界経済見通しに示されたのは、
2020年の成長率がマイナス3.0%、
大幅に下方修正され、リーマンショック以来の
不況になることが示されていました。

為替市場では107円台前半の円高が進んだことも
市場の押し材料になりましたが、
下げ幅は限定的で、本格化する日米の
決算結果を見極めたいとの様子見ムードが優勢でした。

日経の日足は短い上下ひげをもつ
短陰線を形成しました。
前日の高値は切り下げ、安値は切り上げたので
持ち合いの範囲の中に収まりました。

本日は「本日の高値を抜けてしっかり陽線を作ることによって
2万円への挑戦をすることになります。」と解説、
上でも下でもないので、
明日か、今週中にどちらに振れるかによって動きが決まります。

下に振れる場合は横向きに変わり始めた
25日移動平均線で支えられるか、
上は20,000円が抵抗になるかを
確認するのが当分のポイントです。

商いは2兆円台が続きました。
東証1部の売買代金は概算で2兆5279億円、
売買高は14億8903万株でした。
東証1部の値下がり銘柄数は1574、
値上がりは556、変わらずは39銘柄でした。

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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】

本日の重石として考えられるのは
IMFの世界経済見通し(WEO)です。
世界全体ではマイナス3%成長と厳しいですが、
先進国に対しては一層厳しい展望を描いています。

ヨーロッパは7.5%のマイナス成長、
中でもイタリアが-9.1%と最も厳しく、
アメリカは-5.9%の成長で少し緩やか、
日本は-5.2%なので、これでも少しは甘めに
見てくれたと思えるほどです。

その中で3桁に満たない下落なら、
むしろよく健闘してくれたと
褒めてあげたいくらいです。

月曜日はマザーズ指数が伸びていることから
個人投資家の資金が向かい始めていると言う分析をしました。
本日までジャスダック、マザーズ指数とも続伸して
底打ち感を鮮明に出しました。

様子見とともに利益確定も出ていますので、
ディフェンシブシャッターに関しては利益確定の売りで
調整を1回挟んで、
トレンド転換するときにもう一度習ってみるのも良いでしょう。
より長い時間帯では5G、半導体系に継続して注目です。
メルマガの戦略銘柄も5G関連を継続してフォローしているので、
じっくり利益を伸ばす感覚を味わってください。

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【各市場の動き】
日経平均(円)
19,550.09 -88.72(-0.45%)
ドル・円
107.05 – 107.06 -0.61(-0.56%)
ユーロ・円
117.32 – 117.36 -0.36(-0.30%)
ユーロ・ドル
1.0957 – 1.0960 +0.0026(0.23%)
NYダウ工業株30種(ドル)
23,949.76 +558.99(2.38%)
S&P500種
2,846.06 +84.43(3.05%)
ナスダック
8,515.741 +323.316(3.94%)

ジョン・シュウギョウにより毎日更新される日経概況のバックナンバーは
TBLのホームページでご覧頂けます。

http://www.tbladvisory.com/topics/

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