2020年8月12日の東京株式市場は続伸しました。
終値は前営業日比93円72銭（0.41%）高の2万2843円96銭でした。
ロシア政府がコロナワクチンを承認したと発表するなど
欧州各国でもコロナワクチン開発が進み、
米国市場は上昇、日本市場は小幅に売りが先行しましたが、
円安を背景に輸出関連・景気敏感業種に買いが入りました。
本日も最後までしっかりお読み下さい。
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【米国市場の動向】
米国市場は8営業日ぶりに反落しました。
ダウ工業株30種平均は8営業日ぶりに反落して、
前営業日比104ドル53セント（0.4%）安の2万7686ドル91セント、
ナスダック総合株価指数は3営業日続落して
前営業日比185.53ポイント（1.7%）安の1万0782.82で取引を終えました。
ロシア政府がコロナワクチンを承認したと発表したこと、
欧州各国でも開発が進んでいることから、
経済活動の正常化が期待され、ダウは買われました。
アップル、マイクロソフトなど
ここまで上昇相場を牽引してきた主力銘柄が
利益確定に押されることで、ナスダックは3日続落に陥りました。
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【日本市場の動向】
日本市場は米国市場のダウ指数が上昇した
流れを引き継ぐことができず、
小幅に売りが先行してスタートしました。
アップルなどハイテク関連に売りが進んだことから
精密部品関連銘柄に売りが進むことで
下げ幅を広げる場面もありましたが、
8/7を起点に為替市場では円安基調が進んだことを反映して
輸出関連銘柄に買いが進み、
下げ幅を打ち消しました。
上昇幅は100円を超える場面もありましたが、
積極的に上値を追い上げる買いは見られず、
小幅に戻しながら終わりました。
非鉄金属以外の32業種がすべて上昇、
鉄鋼、ゴム製品、機械などの輸出関連・素材系に
買いが進みました。
日経の日足は上下髭つきの陽線を形成しました。
高値と安値は切り上げたので
テクニカルの形上でも上昇です。
上ヒゲを持ちましたが、下ヒゲの方が長く
押し上げる力が強いので上昇の勢いがまだ残っています。
ただし前日分析した通り、
すぐ上に+2σが位置し、このまま上場する場合次の止まるポイントになります。
このポイントは23,000円の節目、
7月15日の高値もこの辺に位置していることから、
レジスタンスに会いやすい価格帯であること、
こちらを抜けると逆に強い上昇トレンドが発生することになるという見方は
前日に説明した通りです。
東証1部の売買代金は2兆5602億円、
売買高は14億9113万株でした。
東証1部の値上がり銘柄数は1641、
値下がりは472、変わらずは60銘柄でした。
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【日本市場の総合分析： 今後の投資戦略】
先週の解説では半導体セクターの売りがが
市場を押し下げる要因になっているが、
売られる展開が一服すると、押し目を拾う
買いを期待しても良いと言うことを書きました。
アドバンテスト、SUMCOなどの大きな下げに比べて
調整の浅かった東京エレクトロンが
ナスダックの下げに合わせて、大きな下げをみせたことで、
半導体セクターの調整は
そろそろ終わりが見えてくるような流れです。
また前日は例年のお盆相場と違って
今回は盛り上がる可能性が高いということを予想、
本日も2兆5,000億円を超える活況で
予想通りの展開になっています。
盛り上げてきたので、壁として意識されそうな
23,000円付近では抵抗に合う可能性が高くなっている明日、
それを上抜き上昇トレンド継続となるか、
引き続き注目です。
ちなみに、前日の決算結果を受けて
ワークマンは大きく下落、決算発表相場はやはり難しいということを
再度認識させてくれる1日でした。
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【各市場の動き】
日経平均（円）
22,843.96 ＋93.72(0.41%)
ドル・円
106.75 – 106.76 ＋0.63(0.59%)
ユーロ・円
125.36 – 125.38 ＋0.71(0.56%)
ユーロ・ドル
1.1741 – 1.1743 －0.0005(－0.04%)
NYダウ工業株30種（ドル）
27,686.91 －104.53(－0.37%)
S&P500種
3,333.69 －26.78(－0.79%)
ナスダック
10,782.823 －185.534(－1.69%)
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