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2020年10月15日の日経概況

2020年10月15日の東京株式市場は3営業日ぶりに反落しました。
終値は前営業日比119円50銭(0.51%)安の2万3507円23銭でした。
米国は朝方の上昇から一転、追加経済対策の合意が
選挙後までは成立しにくいとの見方で続落しました。
日本市場もその流れを引き継ぎ、78円安でスタート
170円近くまで下げる場面がありましたが、
決算発表前に一方的に売り込む動きにもなりませんでした。
本日も最後までしっかりお読み下さい。

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【米国市場の動向】

米国市場は2営業日続落しました。
ダウ工業株30種平均は2営業日続落して、
前営業日比165ドル81セント(0.6%)安の2万8514ドル00セント、
ナスダック総合株価指数も2営業日続落して
前営業日95.17ポイント(0.8%)安の1万1768.73で取引を終えました。

ECBの追加緩和策が期待され、
朝方はハイテク銘柄を中心に100ドルを超える
場面が見られるほど買いが先行していました。

米選挙前に追加経済対策の合意に至るのは難しいとの
報道が伝わり、市場心理は
景気回復の遅延懸念で悪化しました。

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【日本市場の動向】

日本市場は米国市場の下落を引き継ぎました。
欧米で新型コロナウイルスの感染が
再拡大し、パリでは夜間の外出禁止令の方針が
明らかになるなど
景気の先行きに対する不安定さが市場を揺らしました。

170円の下げ幅に近づき
23,500円の節目が意識されると、
決算発表を前に一方的に売り込む動きも限定され
下げ幅を縮小しながら取引を終えました。

鉄鋼、保険、空運業の3業種のみが上昇、
30業種が下落する中、
医薬品、パルプ、精密機器の売りが目立ちました。

日経の日足は調整続きでした。
短い上下髭をもつ短陰線を形成、
高値と安値を切り下げたので
形上でも明確なさげです。

少し上向きになっている25日移動平均線に
近づいてきたのでここからさらに下がる場合は
支えの目安になります。

支えの目安と言うことなので、
必ずしもここで支えられるとは限りません。
下に抜けてしまうと早いスピードで
調整が続きますので注意が必要です。

商いは低調で、2兆円を割り込んだまま、
東証1部の売買代金は概算で1兆8126億円、
売買高は8億8831万株でした。
東証1部の値下がり銘柄数は1723、
値上がりは380、変わらずは76銘柄でした。

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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】

日本市場は今週23,500円を意識しての
動きが続いています。
この価格を下回ると一気に崩れそうに見えながらも、
しっかりと押し目買いは入ってきて
本日のように23,500円を上回って引けます。

短い期間においての均衡点になっていますが、
先週作った高値圏は超えられない
方向感の定まらない動きにもなっています。

注目するところはマザーズ市場、
かなりの高値圏から本日は崩れる様子をみせました。
一気に崩れると判断するには早いですが、

週末を迎える明日は様子見が強く、
大型銘柄に関しては利益を確定しておく
売りが出てくる可能性もあります。

マザーズに注目するように言い続けてきましたが、
短期的な調整の間は短期と決め込んだ空売りと、
反発後の最後の買いでつないでいく線略も有効でしょう。
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【各市場の動き】
日経平均(円)
23,507.23 -119.50(-0.51%)
ドル・円
105.27 – 105.28 -0.16(-0.15%)
ユーロ・円
123.28 – 123.30 -0.51(-0.41%)
ユーロ・ドル
1.1710 – 1.1712 -0.0031(-0.26%)
NYダウ工業株30種(ドル)
28,514.00 -165.81(-0.57%)
S&P500種
3,488.67 -23.26(-0.66%)
ナスダック
11,768.729 -95.167(-0.80%)

ジョン・シュウギョウにより毎日更新される日経概況のバックナンバーは
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