2020年12月07日の東京株式市場は続落しました。
終値は前営業日比203円80銭（0.76%）安の2万6547円44銭でした。
週末の米国市場が追加経済政策の合意や追加金融緩和への期待から上昇、
日本市場も高く寄り付きました。
アジア市場が軟調な動きになることに加えて、利益確定の売りも入ると
下げ幅を拡大、200円を超える下げ、それでも2万6500円台を
保ちながら取引を終えました。
本日も最後までしっかりお読み下さい。
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【米国市場の動向】
米国市場は4営業日続伸しました。
ダウ工業株30種平均は続伸して、
前営業日比248ドル74セント（0.8%）高の3万0218ドル26セント、
ナスダック総合株価指数は2営業日続伸して
前営業日比87.050ポイント（0.7%）高の1万2464.232で取引を終えました。
雇用統計の結果が追加緩和への
期待を呼び込み、主要な両指標が上昇、
過去最高値を更新しました。
注目の雇用統計は非農業部門の雇用者数が
市場予想の45万人増程度増加に対して、
24万5000人増と、大幅に下回りました。
景気の減速が鮮明になる中、
追加金融緩和への期待が膨らみました。
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【日本市場の動向】
日本市場は期待を込めて高くスタートしましたが、
利益確定を優先する動きが続きました。
週末の米国市場が続伸した事を受けて、
高く寄り付き150円上昇する場面もありました。
29年ぶりの高値水準まで近づいていくと
2万7000円台が意識され、利益確定が広がり、
売りが広がりました。
アジア市場が軟調に推移したことも加わり、
下げ幅は200円を超えて本日の取引を終えました。
先週は上昇した空運業、精密機器、金属製品に利益確定の売り、
海運、鉄鋼も軟調な動きになりました。
日経の日足は目立つ陰線を形成しました。
朝方は高くスタートしましたが、
始値付近が当日の高値で、
その後は一貫して下げる動きになりました。
高値は切り上げて、安値は切り下げたので
大きな迷いと言える動きでしょう。
安値はまだ崩れていませんが、
支えになるはずだったボリンジャーバンドの+1σを
終値で割って入ってきました。
これで11月5日から続いてきたバンドワークが終了、
1回幅のある調整が入ってもおかしくない流れです。
東証1部の売買代金は概算で2兆2428億円、
売買高は11億6647万株でした。
東証1部の値下がり銘柄数は1714、
値上がりは395、変わらずは70でした。
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【日本市場の総合分析： 今後の投資戦略】
高く寄り付いてついに27,000円か？
米国市場も市場最高値を更新していることだし、
もういいだろうと言うような流れでした。
しかし26,000円をあまりにも
あっさりと抜けてくれたので、
27,000円まですぐには勝たせてもらえませんでした。
200円を超える下げ幅で引けましたが、
26,500円台はキープしました。
活況が続く場合は、この下げでも
出来高を伴った利益確定が普通ですが、
商いを見ると2兆円台の前半まで細ぼって、
売買意欲が薄れてきた気配があります。
マザーズ市場の4%超下落は
今年の相場はもう手仕舞い、という心理が見えなくもありません。
この下げで空売りの設定をした
銘柄に関しては気持ちよく決まる場面もありました。
短い調整で、短期間のトレードに徹する予定でしたが、
12月7日、年末を意識し始めてもいいタイミングなので、
以外と調整は長引く可能性があります。
または、ECBとFOMCに向かっての様子見という要素も入っているので、
利益が載っているものは利益確定の注文を忘れなく、
新規の仕掛けは株数を控えめにして取り組みましょう。
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【各市場の動き】
日経平均（円）
26,547.44 －203.80(－0.76%)
ドル・円
104.28 – 104.29 ＋0.39(0.37%)
ユーロ・円
126.02 – 126.03 －0.24(－0.19%)
ユーロ・ドル
1.2083 – 1.2085 －0.0070(－0.57%)
NYダウ工業株30種（ドル）
30,218.26 ＋248.74(0.82%)
S&P500種
3,699.12 ＋32.40(0.88%)
ナスダック
12,464.232 ＋87.050(0.70%)
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