2019年10月24日の東京株式市場は4営業日続伸しました。
終値は前営業日比125円22銭（0.55%）高の2万2750円60銭でした。
4営業日連続の年初来高値更新になりました。
2018年10月18日以降、1年ぶりの高値記録も続けました。
米国市場は業績の底入れ見通しに期待がかかり買われましたが、
日本市場は円安も後押し、23,000円を目指す動きになりました。
迷いが生じる相場は当分続きそうです。
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【米国市場の動向】
米国市場は小幅に反発しました。
ダウ工業株30種平均は小幅に反発して、
前営業日比45ドル85セント（0.2%）高の2万6833ドル95セント、
ナスダック総合株価指数も小幅に反発して
前営業日比15.498ポイント（0.2%）高の8119.793で取引を終えました。
反発はしましたが、
業績発表で個別の材料を物色する相場が続きました。
7～9月期業績が減収減益で大きく売り込まれたボーイングが
737MAXの10～12月期の運航再開見通しを変更しなかったことで
悪材料出尽くしとみなされ、買いが広がりました。
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【日本市場の動向】
日本市場は主要企業の決算内容を見極めたい
様子見ムードが強い中でも、
米国市場が業績への期待を背景に上昇したことで、
買いが先行してスタートしました。
商いが盛り上がりかける中、上値を押し上げたのは
中国向けのビジネスで底入れになるとの観測で
値を飛ばしたキャタピラー、それに付随して買われていた
国内の中国関連・景気敏感銘柄でした。
パルプ、ゴム製品、非鉄金属、金属製品など
素材系全般に買いが広がり、医薬品、機械、自動車もしっかり。
一方、小売業、不動産、水産などの内需が売られました。
商いは再び2兆円を割り込みました。
東証1部の売買代金は概算で1兆9309億円、
売買高は11億9521万株でした。
東証1部の値上がり銘柄数は1112、
値下がりは936、変わらずは107でした。
日経の日足は高値圏の持ち合いから上に振れました。
前日は「下ヒゲの長い短陽線を形成、
先高感の強さを見せつけました。」と解説、
先高感が現実として現れました。
実体が前日の日足から上放れしてそのまま上昇する陽線で
ギャップを形成して、強気にはなりましたが、高値圏では
利益確定も出て、上値は限定的でした。
上に振れたことで空売りポジションの追証も広がるので、
買い戻しによる上げと、
週間の利益を確定する動きがぶつかり合うのが
明日の動きになるでしょう。
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【日本市場の総合分析： 今後の投資戦略】
本日も年初来高値を更新しました。
強いですね、日経。
「どうもしっくりこないですね、この上昇。
実態がおいついてないようです」との相談を受けたりしますが、
それはある意味当然で、私も違和感を覚えるからです。
多くの方がこの違和感を覚えながらも利益にはなるという
不思議な体験をしているのではないでしょうか。
市場のモメンタムがついた場合は、
このように実態とは離れた動きになるのがよく見られる現象です。
今の動きはおかしい、間違っていると、頭で深く考えても
ついていけないので、
心理が押し上げているトレンド相場では
「下げが出るまでは上昇は終わったものではない」と心に刻んで
利益確定を伸ばしていくことに集中しましょう。
テクニカルの解説で話した通り、
空売りポジションの買い戻しによる上げと、
達成感による利益確定の動きがぶつかり合うのが
明日の動きになりますが、
ここでも安値を大きく切り下げる動きにならず、
底堅さが確認できれば上昇はさらに強まることと予想します。
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【各市場の動き】
日経平均（円）
22,750.60 ＋125.22(0.55%)
ドル・円
108.67 – 108.72 ＋0.30(0.27%)
ユーロ・円
121.08 – 121.12 ＋0.53(0.43%)
ユーロ・ドル
1.1141 – 1.1144 ＋0.0017(0.15%)
NYダウ工業株30種（ドル）
26,833.95 ＋45.85(0.17%)
S&P500種
3,004.52 ＋8.53(0.28%)
ナスダック
8,119.793 ＋15.498(0.19%)
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