2019年11月７日の東京株式市場は小幅に3日続伸しました。
終値は前営業日比26円50銭（0.11%）高の2万3330円32銭でした。
米中貿易協議について会談の日時や場所の決定が遅れる可能性があると報じられたことで
米国市場は小幅の下落、日本市場はその材料を引き継ぎ、売りが先行しました。
売りが一巡した後は底値の硬さを確認させてくれる動きで
プラスに浮上して23,500円を目指す動きに入りました。
週末に入る明日も下値の硬さが確認できるでしょうか。
本日も最後までしっかりお読みください。
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【米国市場の動向】
米国市場はわずかに反落しました。
ダウ工業株30種平均は小幅に反落して、
前営業日比7セント安の2万7492ドル56セント、
ナスダック総合株価指数も反落して
前営業日比24.052ポイント（0.3%）安の8410.628で取引を終えました。
前日までポジティブなニュースが続いた米中貿易協議について
会談の日時や場所の決定が12月に遅れる可能性があると報じられたことで
投資家心理が悪化しましたが、大幅な下落は見られませんでした。
基本的には利益確定をこなしながら、
下値も固い動きをする、
方向感なしの相場でした。
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【日本市場の動向】
日本市場は前日まで好調だった外部環境で、
ネガティブ材料がでたことを背景に、売りが先行してスタート、
貿易協議関連のリスクが意識された円高基調も加わり、
下げ幅を広げる場面もありました。
トヨタが発表した業績は純利益が市場予想を上回る好材料を出し、
その他、好決算を個別に物色する動きが続き、
下げ幅を縮小させて、プラスで取引を終えました。
精密機器、非鉄金属、電気機器などの
景気敏感セクターに買いが入る一方、
小売、医薬品、水産などの内需の一角にもしっかり買いが入りました。
一方、前日まで好調だった海運業は利益確定に押されました。
商いは2兆円を超える活況ぶりが継続、
東証1部の売買代金は概算で2兆3894億円、
売買高は12億6775万株でした。
東証1部の値上がり銘柄数は984、
値下がりは1070、変わらずは99銘柄でした。
日経の日足は前日の終値から下放れしてスタートしてから
下落幅を伸ばす場面もありましたが、
午後に入ると下げ幅を取り戻し、短陽線を形成しました。
高値と安値が前日に包まれ、形の上では持ち合い、
高値圏で3日間悩んでいる流れになりました。
悩みには入っていますが、
すべての指標は上向き継続、上昇トレンドに変化はありません。
前日は「本日(11/6)の安値を割り込んだら軽い調整に入るので、
明日の動きには注目です。」と解説、
本日は安値を割るところまで進まない小さい変動幅だったので、
来週まで形を確認する必要があります。
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【日本市場の総合分析： 今後の投資戦略】
前日はソフトバンクGの決算結果が注目されると解説、
加えて、本日はトヨタの決算まで加わり、
どちらかに大きく動いてもいい日柄でした。
取引が終わってからの感想は「反応なし」と言ってもいいほど
方向感のない動きで、
その中でも下値はしっかり守っているというのが
注目するポイントでもあります。
週末になる明日と来週も決算発表は続きますが、
決算結果で動く銘柄を取り入れながらも
大きな上昇、下落は見られていないことから
明日も大きく売り崩すような動きにはなりにくいでしょう。
前日、解説の終わりには「明日も上昇、または底堅く推移するなら、
現在のトレンドはより長い期間、強く継続する可能性が高いでしょう。」と
分析した通り、現在の上昇トレンドが年末まで
続くことを期待してもいい地合いです。
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【各市場の動き】
日経平均（円）
23,330.32 ＋26.50(0.11%)
ドル・円
109.03 – 109.04 ＋0.06(0.05%)
ユーロ・円
120.74 – 120.78 ＋0.01(0.00%)
ユーロ・ドル
1.1075 – 1.1078 －0.0004(－0.03%)
NYダウ工業株30種（ドル）
27,492.56 －0.07(0.00%)
S&P500種
3,076.78 ＋2.16(0.07%)
ナスダック
8,410.628 －24.052(－0.28%)
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