2015年3月17日の
の東京株式市場は大幅に続伸しました。
終値は前日比190円94銭(0.99%)高の1万9437円でした。
いよいよ19,400円台を固める動きになってきました。
昨日の解説で伝えた通り、国内大手企業の賃上げが
相次ぎ報道されることで、個人消費の回復、企業業績の向上に
繋がる好循環が期待されました。
前日の米国市場は大幅な反発になりました。
NYダウ30種平均は前週末比228ドル11セント(1.3%)高の
1万7977ドル42セント、
ナスダック総合指数も反発して
前週末比57.750ポイント(1.2%)高の4929.508で取引を終えました。
売買材料は乏しいものの、前週末まで米国企業の懸念材料として
重くのしかかっていたユーロ安・ドル高が一服することで、
企業業績への不安が和らぎました。
高値圏ではFOMCに備えて様子見ムードを決め込む動きも見えました。
日本市場は上昇した欧州・米国市場の動きを素直に引き継ぎ、
大きく空を開けながら上昇して始まりました。
海外株高を好感して、輸出関連株が買われることで上昇をリード、
一時前日比233円83銭高の1万9479円89銭まで
上昇する場面もみられました。
大きな上昇を見せた後は落ち着きを取り戻し、
戻して終わりましたが、始値よりは高い位置で引けました。
市場では3月以内での2万円到達の見方が強くなってきていますが、
3月26日の権利確定日に向かって、買いが旺盛になることを考えると
全く根拠のない話ではありません。
テクニカル的には空をあけて高値圏で寄り付いたとは
上昇、落ち着きを繰り返す陽線を形成、
節目を待っている投資家にとって、次の買いタイミングが
つかめられない状況が続いています。
空をあけて上昇したのにもかかわらず、MACDなどのテクニカル指標は
まだ過熱感を出してないことが相場においては
2万円到達説のサポート材料になっています。
チャートの形は添付のチャートを参照してください。
(http://www.tbladvisory.com/topics/20150317nikkei/)
東証1部の売買代金は概算で2兆4539億円、
売買高は19億7710万株でした。
東証1部の値下がり銘柄数は1007、値上がりが635で、
変わらずは173銘柄でした。
■各市場の動き
日経: 19,437.00 +190.94 17日
NYダウ(ドル) : 17,977.42 +228.11 16日
ドル/円: 121.40 – .42 +0.18円安 17日