2015年3月18日の東京株式市場は 続伸しました。
終値は前日比107円48銭(0.99%)高の1万9544円でした。
いよいよ19,400円台を固めて、1万9500円台にのせてきました。
米国市場はまちまちな動きになりましたが、
先高観と良好な受給環境を背景に押し目なく
上昇を継続しました。
前日の米国市場は反落と続伸のまちまちな動きになりました。
NYダウ30種平均は前日比128ドル34セント(0.7%)安の
1万7849ドル08セント、
ナスダック総合指数は続伸して
前日比7.927ポイント(0.2%)高の4937.435で取引を終えました。
18日に予定されている米連邦公開市場委員会(FOMC)の
結果発表を控えて、様子見ムードが広がり
目先の利益を確定する動きが優勢になりました。
落ち着きを見せつつあった原油先物相場が再び下落、
エクソンモービルなど石油関連株が下落したことも
相場の重荷にとなり、
下げ幅は一時190ドルを超える場面も見られましたが、
下値では押し目を拾う動きもみられ、下げ幅を縮小させながら終わりました。
日本市場はまちまちな米国市場の動きを反映する上に
今夜控えているFOMCの結果を意識して
上値を追いづらい状況で始まりました。
小動きで寄り付き、上下方向感のない動きが続きましたが
午後になると、一旦利益確定をした資金が戻る動きや
少しでも下げてきたらすかさず買いを入れる
受給の良さが相まって上げ幅を拡大してきました。
上昇を牽引したもう一つの材料は
14時に日本政府観光局(JNTO)から発表された
2月の訪日外客数(推計値)でした。
前年同月を57.6%上回る138万7000人と
単月としては過去最高を更新することにより
内需株の上昇を呼び込みました。
テクニカル的には前日の終値を挟んだ始まりから、
午後ちから強く伸びる陽線を形成、
上昇トレンドを継続させました。
特に直近5日間の上昇は急ピッチな上げを演出、
上昇トレンドが加速していることを表しています。
よほどバンジージャンプ好きでなければ、
わざわざこのような相場で空売りを仕掛けるような動きは
取らなくてもよいでしょう。
利益を一旦確定しても、戻りが早いことから、
トレンド転換の期間が短くても、早めに取り組む動きが
現在の相場には向いています。
東証1部の売買代金は概算で2兆4539億円、
売買高は20億4469万株でした。
東証1部の値上がり銘柄数は 1030、
値下がりは683、変わらずは155でした。
■各市場の動き
日経: 19,544.48 +107.48 18日
NYダウ(ドル) : 17,849.08 -128.34 17日
ドル/円: 121.37 – .38 -0.02円高 18日