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2018年7月13日の日経概況

2018年7月13日の東京株式市場は続伸しました。
終値は前営業日比409円39銭(1.85%)高の2万2597円35銭でした。
米国の追加関税について、中国側の反応は限られ、
米国市場がしっかりした動きになったことが好感されました。
為替市場で112円後半の円安が進むと輸出関連銘柄を中心物色され、
テクニカル的な節目も超えてきました。
良好な投資家心理を背景に来週も堅調な動きが予想される中、
本日も最後までしっかりお読みください。
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【米国市場の動向】

米国市場は反発しました。
ダウ工業株30種平均は反発して
前営業日比224ドル44セント(0.9%)高の2万4924ドル89セント、
ナスダック総合株価指数も反発して
前営業日比107.305ポイント(1.4%)高の7823.916で取引を終えました。

ナスダック総合株価指数は3週ぶりに
過去最高値を更新しました。
米国側の追加関税公表にも関わらず
中国からの報復措置が公表されることはなく、
追加の悪材料がないことで投資家心理が回復しました。

主要なハイテック銘柄を始め、
前日は厳しい動きに押されたボーイングなどの中国関連銘柄に
買い戻しが入ることで上昇が続きました。

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【日本市場の動向】
日本市場は前日の米国市場が高く推移したことで、
投資家心理が改善しました。
リスクオンの心理で買いが先行してスタート、
テクニカル的な節目も一気に超えて寄り付いた後は
上昇を続けた結果、約3週間ぶりの高値を形成して
今週の取引を終えました。

米国市場同様、中国の方から新たな材料が
出てないことが好感され、
為替市場では1ドル=112円台後半と急激な円安が進みました。

激しい動きが続いた電機や機械、特にコマツなどの建機を
中心に買いが入り、輸出関連株は元気を取り戻しました。
反面、水産・農林業、建設などの内需株が
売られて下落率の上位を占めました。

日経の日足は上下ヒゲを持つ中陽線を形成しました。
前日の日足よりひげは長く、迷いがあるように見えましたが、
実体はより大きく、上昇の勢いがまだ生きていると見られます。

前日は「75日線に接近した形が強い陽線なので、
一回くらい抜けて、25日線ぬきにも挑戦する可能性があります。」と解説、
可能性のある形に動きましたが、25日線も一気に抜けてくれたことで、
心理は大きく改善してくるものだと思われます。

来週は今年3回目の23,000円突破に
挑戦する動きになりそうです。
もちろん抵抗も予想するので、注意が必要です。

東証1部の売買代金は2兆5472億円、
売買高は12億7836万株でした。
東証1部の値上がり銘柄数は1547、
値下がりは473、変わらずは80銘柄でした。

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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】

今週は総じて良好な動きになりました。
先週まで売り込まれていたことに対する自律反発があり、
より大きな上昇要因となったのは
米国市場の堅調な動き、加えて週後半に急激に進んだ円安が支えて
抵抗として意識されていたポイントを一気に超えてきました。

週足で見ても52週線に支えられて反発、
壁になりやすい26週線も一気に超えてきたので、
テクニカル派の方には大きな転換ポイントになりそうです。

来週も良好な地合いを支えに、堅調な動きを予想します。
円安が頭うちの可能性がある形になってきましたが、
大きく円高に振れる要因も少ない上に、
米国市場も堅調な動きが続いているのが要因となります。

もちろん週末の米国市場、また不気味なほどに
反応のない中国の対応など、リスク要因は潜んでいますが、
両方の材料を難なくこなしていけば、
今年に入って壁になっている23,000円の抵抗を突破しに
行く動きになるのではないでしょうか。

戦略メルマガで掲載している空売り銘柄は
この上げ相場でもしっかり下げていますが、
他の銘柄は戻りを試す動きも予想されますので、
空売りは利益確定を中心として考え、
買いは輸出、大型銘柄の中で出遅れている銘柄を物色しましょう。

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【各市場の動き】

日経平均(円)
  22,597.35 +409.39(1.85%)
NYダウ(休場)
  24,924.89 +224.44(0.9%)
ドル・円
  112.34 – 112.35 +0.01(0.00%)
ユーロ・円
  131.28 – 131.32 +0.03(0.02%)

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