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2018年10月03日の日経概況

2018年10月03日の東京株式市場は反落しました。
終値は前営業日比159円66銭(0.66%)安の2万4110円96銭でした。
米国市場が過去最高値を更新する続伸ですが、
1991年11月13日以来、27年ぶりの高値更新を継続してきた達成感から
利益確定の売りがでました。
外部・内部とも相場が大きく悪化するような材料が出たわけではないので、
日柄調整を過ごして、転換してきた時、
次の戦略を考えるタイミングです。
本日も最後までしっかりお読みください。
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【米国市場の動向】
米国市場は4日続伸しました。
ダウ工業株30種平均は4日続伸して
前営業日比122ドル73セント(0.5%)高の2万6773ドル94セント、
ナスダック総合株価指数は続落して
前営業日比37.755ポイント(0.5%)安の7999.547で取引を終えました。

9月21日に記録した過去最高値を更新しました。
相場を圧迫する要因になっていた
貿易摩擦が緩和されることで投資家心理が強気のままです。

貿易摩擦関連で厳しい動きになっていた資本財関連で
買いが集まりました。
一方、最低賃金の引き上げを発表した大きく下げたアマゾン・ドット・コム、
広告関連で悪材料が出たフェイスブックなど
大型のハイテク株が売られたことでナスダックは続落となりました。

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【日本市場の動向】
日本市場は利益確定が優先され、
幅のある下落を記録しました。

米国市場が大きく上昇しながら過去最高値を更新しましたが、
24,500円に近づき27年ぶりの高値更新を達成した達成感による
利益確定の売りが先行、240円の下げ幅まで達しました。

急ピッチの上昇相場において
当然出てくる流れなので、慌てる必要まではない動きです。
原油高一服を受け石油・石炭関連セクターに売りが出て、
米国長期金利の低下を受けて、金融株も売りに出されました。

日経の日足は上下ヒゲを持つ短陰線を形成しました。
実体は前日の実体から下離れして
ギャップを形成しながら調整入りを鮮明にしました。

前日は「一回利益確定の下げが来たとしても慌てる必要はありません。」と解説、
下値では24,000円と一目均衡表の転換線が意識され止まり、
下値を保ちたいとの気持ちが現れれましたが、
強い上昇トレンドの中なので、
切り替えしてくるトレンド転換は早くなる可能性が高いです。

RSIなどのオシレーターが本日の下げで
過熱サインから抜け出していますが、
熱冷ましにはあと1-2日もあり得るので、
上昇トレンドに戻るタイミングをチェックしながら待ちましょう。

確認ポイントは前日と変わらず、
ここから下げてきても24,000円が支えになることが確認できれば
上に向かってのトレンドはさらに強くなります。

東証1部の売買代金は2兆6993億円、
売買高は14億6369万株でした。
東証1部の値下がり銘柄数は1714、
値上がりは331、変わらずは65でした。

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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】

市場の概況で解説した通り、
ここまで強い相場が続いてきたので、
出て当然の動きと言えます。

米国市場は以前強い動きを見せて過去最高値を更新、
貿易摩擦以外は大きなリスク要因が見当たらないので、
外部、内部とも相場を囲む環境の地合いは悪くありません。

33業種の中で上昇したのはパルプ・紙と医薬品の2業種のみ、
これはむしろ「均等に下げて日柄調整をしている」と考えられるので、
相場としては良い動きとも言えます。

前日より注目するようにした建設業は上昇はできなかったものの、
0.39%下落で下値を保っています。
前日は「週末の米国雇用統計、来週初の3連休に向けて
上値は重い展開が想定されますが、」と解説して
そのとおりの動きになりました。

まとめると、注目するように呼びかけた
業種はまだ動き出してなくても休み明けに向けて
注目し続けてください。

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【各市場の動き】

日経平均(円)
  24,110.96 -159.66(-0.66%)
NYダウ(ドル)
  26,773.94 +122.73(0.46%)
ドル・円
  113.83 – 113.84 +0.02(0.01%)
ユーロ・円
  131.26 – 131.30 -0.11(-0.08%)

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