2018年10月17日の東京株式市場は続伸しました。
終値は前営業日比291円88銭(1.29%)高の2万2841円12銭でした。
前日の米国市場が大きく反発、東京市場にも堅調な動きが続きました。
前日のトレンド転換から高値を超えてきたので、
上昇トレンドへの復帰が期待されますが、
まだ短期狙いのトレードが中心なので、上値は限定的、
より大きな商いを持つ上昇が欲しいタイミングでもあります。
本日も最後までしっかりお読みください。
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【米国市場の動向】
米国市場は大幅に反発しました。
ダウ工業株30種平均は大幅に反発して
前営業日比547ドル87セント(2.2%)高の2万5798ドル42セント、
ナスダック総合株価指数も反落して
前営業日比214.746ポイント(2.9%)高の7645.490で取引を終えました。
本日は決算相場の特徴を明確に示しました。
先週の下げが大きかったことに対する反動で
押し目を拾う買いが入ったこと、
業績を発表した企業の好調な成績を背景に
3月以来の上昇幅で反発しました。
モルガン・スタンレー、ゴールドマン・サックスなどの
金融大手が市場予想を上回る業績を記録したことが
市場全体を引き上げました。
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【日本市場の動向】
日本市場は米国市場の好調ぶりを素直に引き継ぎました。
堅調な企業業績を背景に米国市場が大きく上昇、
日本市場も買いが先行してスタートしました。
前日の終値を大きく上回ってスタートして、
始値を割り込んでもマイナスに沈むことはなく、
輸出関連・大型銘柄を中心に大きく上昇しました。
午前に400円超の上昇幅を見せる場面もありましたが、
上値ではまだ短期志向が強く利益確定の売りがでることで、
上昇幅を縮小させながら取引を終えました。
日経の日足は長い上髭を持つ短陽線を形成しました。
前日の終値から上放れしてスタート、
始値を大きく下げることなくギャップを形成しました。
前日はまだトレンド転換の成立でしたが、
本日を持ってその高値を上抜き、
上昇トレンドへの復帰を示唆しています。
安値で75日線に近づいていくと支持されたことから
ポジティブな傾向に変わっているので、
次は23,000円の壁と25日線の抵抗を上に抜けていくかです。
商いは少し戻りましたが 、まだ積極的な高値買いは見られず
東証1部の売買代金は2兆5140億円、
売買高は12億9068万株でした。
東証1部の値上がり銘柄数は1950、
値下がりは119、変わらずは40銘柄でした。
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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】
前日の戦略では「日本企業ももちろん堅調な動きが予想されますので、
本日物色されたような「主力・堅調な業績」が揃った
大型銘柄に引き続き注目する必要があります。」と解説、
その動きが続きました。
前日の上昇分で半分を担当した値嵩株は本日も健在で、
ファーストリテイリング、ソフトバンクグループの
躍進は目を引きます。
先日紹介したFactsetのデータをみると、
リーマンショックがあった2008年以降、
最も大きな利益率を達成したセクターはIT(22.1%)と公共サービス(14.2%)、
前日の上昇率を1位は+3.02%でITが断トツでした。
(https://www.bloomberg.com/markets/sectors)
これを反映して日本市場も半導体関連が後押し、
精密機器、電気機器などIT関連銘柄に買いが進みました。
前日からの戦略は修正する必要がないので、
引き続き、主力・大型銘柄に注目です。
その他、建設業、食料品、機会も
上昇トレンドを継続させる転換を見せたので
自分の得意な銘柄を中心に物色してみましょう。
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【各市場の動き】
日経平均(円)
22,841.12 +291.88(1.29%)
NYダウ(ドル)
25,798.42 +547.87(2.16%)
ドル・円
112.38 – 112.39 +0.29(0.25%)
ユーロ・円
129.91 – 129.95 -0.04(-0.03%)