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2018年10月22日の日経概況

2018年10月22日の東京株式市場は反発しました。
終値は前営業日比82円74銭(0.37%)高の2万2614円82銭でした。
先週末の米国市場ではハイテク関連で売りが出たことで
大きく売りが先行してスタートしましたが、
上海などアジア市場の安定を背景にプラスに転じた後、
上げ幅を拡大しながら引けました。
変動幅の大きく乱高下相場で当分はこの動きが続くので、
短期志向でこのタイミングを乗り超えると思うのがよいでしょう。
本日も最後までしっかりお読みください。
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【米国市場の動向】
米国市場は反発しました。
ダウ工業株30種平均は反発して
前営業日比64ドル89セント(0.3%)高の2万5444ドル34セント、
ナスダック総合株価指数も3日続落して
前営業日比36.113ポイント(0.5%)安の7449.026で取引を終えました。

業種によって明暗が分かれる動きでした。
不安定な動きが続いた上海株が安定して
世界同時株安が一段落する雰囲気が出ると

業績発表で材料の出た銘柄を中心に買いが進みました。
ハイテク株には引き続き売りが出ることで
ナスダックは続落するなど
まだ落ち着いた動きにはなっていません。

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【日本市場の動向】

日本市場は週末の米国市場でハイテク関連が下げたことで
売りが先行してスタートしました。
下げ幅を260円まで広げる場面が見られましたが、

上海市場が堅調な動きになったことや
日銀のETF買いへの期待が支えることでプラスに転じました。
ハイテク関連の下げを反映して機械、精密機器など
半導体関連に売りが出ましたが、
食料品、水産・農林業、建設など内需銘柄には買いが入りました。

日経の日足は上下髭を持つ陽線を形成しました。
高値と安値を切り上げ、形でも上昇を記録しましたが、
高値付近は3/26から作られた三角持ち合いの下辺で、
抵抗に会う形になりました。

ここを上にぬけてくると、持ち合いの中に戻ってきて
再び上を目指しますが、
逆にここで下に向かって反転すると厳しい下げが戻ってくる
可能性があります。
明日の動きに注目が集まります。

東証1部の売買代金は2兆1009億円、
売買高は11億3506万株でした。
東証1部の値上がり銘柄数は1216、
値下がりは792、変わらずは100銘柄でした。

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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】

本日の商いは2兆1009億円と2兆割れ寸前まで行きました。
それだけ積極的な買いは見られず、
一部の銘柄に売買が集中する決算相場が展開されていることがわかります。

それを反映して260円を超える下げ幅の後は
プラスに転じて、3桁近い上昇に進むなど
先週末に予告した通り、乱高下を伴う
一進一退のスタートという感じです。

今週はこの不安定な動きが続くと考えられますが、
上海株が安定を取り戻したことは一つの支援材料です。
不安定な時に好まれる内需・ディフェンシブ銘柄の特徴を反映して
本日は躍進しましたが、長くは続かないことも想定されるので、
損失限定、または利益確定の注文はきちんと設定しておきましょう。

明日は日本電産の決算が期待されており、
半導体関連銘柄には息を吹き返すきっかけになるか
確認したいところです。

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【各市場の動き】

日経平均(円)
  22,614.82 +82.74(0.37%)
NYダウ(ドル)
  25,444.34 +64.89(0.25%)
ドル・円
  112.74 – 112.75 +0.31(0.27%)
ユーロ・円
  130.04 – 130.08 +1.35(1.04%)

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