2018年11月26日の東京株式市場は続伸しました。
終値は前営業日比140円40銭(0.64%)高の2万1952円40銭でした。
米国市場が5営業日ぶりに大幅に反発、
日本市場にも買いが波及しました。
割安圏に入った日本株には外国人からの買いが入る余地があり、まだ過熱感は出ていません。
もう一つ上昇のエネルギーを秘めていることは?
本日も最後までしっかりお読みください。
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【米国市場の動向】
米国市場は5営業日ぶりに反発しました。
ダウ工業株30種平均は5営業日ぶりに反発して、
前営業日比354ドル29セント(1.5%)高の2万4640ドル24セント、
ナスダック総合株価指数は反発して
前営業日比142.869ポイント(2.1%)高の7081.853で取引を終えました。
23日の「ブラックフライデー」、
26日の「サイバーマンデー」など、年末商戦のスタートで、
ブラックフライデーの売上高が順調に伸びていることが伝わると
投資家心理が改善しました。
アマゾン・ドット・コムを始め小売が買われ、
下げの厳しかったハイテク、銀行銘柄にも買いが戻りました。
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【日本市場の動向】
日本市場は2週間ぶりに22,000円を一時的に回復しました。
米国市場が大きく反発したことを受け、
外国人投資家による日本株買いが戻りました。
今までとは反対の動きで売りがきつかった
海運、ハイテクなど景気敏感株に買いが進みました。
その他、米国市場の動きに連動するように
銀行業が買われ、空運、自動車もしっかりでした。
一方、小売、食料品、水産など乱高下相場で買われてきた
セクターには利益確定の売りがでました。
日経の日足は上下ヒゲを持つ短陰線を形成しました。
前日の終値から上放れしてスタート、
実体レベルでのギャップを形成して、上昇の勢いを強めました。
ただ、高値では明確に22,000円が明確に意識され、
一時的に突破したものの、再び節目を割り込んで終了しました。
同時に安値は25日線で止まったので、25日線が抵抗から
支えに逆転、明るい材料と懸念材料が混在する様子になりました。
RSI, サイコロジカルラインなどのオシレーター系指標でも
まだ過熱感は出ていませんが、本日挟まれている
テクニカル的な節目にどのように反応するか、
つまり上に振れるか、下に再びぬけるのかが注目のポイントです。
商いは回復気味ですがまだ活況とは言えず、
東証1部の売買代金は2兆3149億円、
売買高は13億2598万株でした。
東証1部の値上がり銘柄数は1509、
値下がりは526、変わらずは80でした。
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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】
毎日節目が意識されながらも、
ギリギリで超えてくる日が続いています。
ここまでの押さえ込みが厳しかった分、多くなる質問は
「そろそろ底打ちでしょうか?」ということです。
結論から言うと、それに近いと思うのがいいでしょう。
一つ気にある数字が更新され続けています。
「空売り比率」。
通常20-30%で推移しますが、高水準とされる40%超えが
2008年の集計開始以来の最長記録を記録しています。
空売り比率が高いとは2つを意味します。
いずれは買い戻しに動くはずなので、
潜在的な「短期暴騰」の可能性を秘めていること。
もう一つは市場が短期志向になっていること。
いずれも共通点は「短期」が入っていることです。
つまり、市場全体が短期を目指しているので
乱高下を繰り返しているわけです。
ここまで空売りで利益を重ねてきた方は
買い戻しのエネルギーが随分と溜まってきたので、
一足早く利益確定の準備を進めてください。
空売り比率の話し、少し難しいですね。
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興味ある方はお越しください。
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翌日ジョンが登壇する日経セミナーと合わせるとこの週末だけで
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【各市場の動き】
日経平均(円)
21,952.40 +140.40(0.64%)
NYダウ(ドル)
24,640.24 +354.29(1.45%)
ドル・円
113.57 – 113.58 +0.34(0.30%)
ユーロ・円
128.50 – 128.54 -0.15(-0.11%)