2018年11月28日の東京株式市場は4日続伸しました。
終値は前営業日比224円62銭(1.02%)高の2万2177円02銭でした。
22,000円台を回復してきて、終値でもキープしました。
12月1日の開催予定になった米中首脳会談で
貿易摩擦を緩和させるような合意事項が出るとの期待が先行して
米国市場が3桁の上昇となったことが日本市場にも引き継がれました。
本日も最後までしっかりお読みください。
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【米国市場の動向】
米国市場は続伸しました。
ダウ工業株30種平均は続伸して、
前営業日比108ドル49セント(0.4%)高の2万4748ドル73セント、
ナスダック総合株価指数はわずかな幅続伸して
前営業日比0.847ポイント高の7082.700で取引を終えました。
iPhoneやMacにすら関税をかけるかも知れない、と
ただでさえ直近の販売不振と株価下落で苦しんでいるアップルを
コーナに追いやっている貿易摩擦が上値を抑えていましたが、
月末のG20では何らかの合意がでると期待され、
上昇を確保しながら取引を終えました。
アップルへの発言でアップルが下落、
朝方はダウが220ドル下げる場面もありました。
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【日本市場の動向】
日本市場は12月1日に開催の見通しとなった
米中首脳会談への期待を背景に上昇した米国株の流れを引き継ぎ、
買いが先行してスタートしました。
米国市場同様、12月1日の首脳会談で
何らかの結果がでるとの期待が先行して
外国人の先物買いが進み、
現物では値がさ株を中心に買いが進みました。
前日に引き続き、機械、情報・通信業が強く
サービス業、医薬品もしっかり、
一方、前日強かった自動車関連には売りが広がりました。
日経の日足は上ヒゲを持つ陽線を形成しました。
前日の終値から上放れしてスタート、
2日連続のギャップを形成して、上昇の勢いを強めました。
前日は高値では22,000円が意識され、止まりましたが、
本日は終値ベースでも22,000円台を上回りキープ、
節目を突破したこおtになります。
次の節目は22,500円、75日線と続きますが、
先週末に予告した通り、水曜日を過ぎたので、
過熱感と様子見が出てくるタイミングです。
商いは回復色が強くなり、
東証1部の売買代金は2兆5511億円、
売買高は13億8834万株でした。
東証1部の値上がり銘柄数は1416、
値下がりは612、変わらずは85銘柄でした。
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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】
前日は空売り比率からすると、
売りの過熱感が出ていること、
短期的に大きく上昇する可能性があることを伝えました。
本日はそのスタート的な動きですが、
比率としては減り始めていますが、40%を超える状況は続いています。
後は時限爆弾が誰に回ってくるかだけです。
その中でもここ4営業日を強く押し上げてきたので、
RSIは買われ過ぎのサインに近づき始めました。
週末に備えて短期の利益確定を出す動きが明日の午後から
出る可能性が高まってきたので、
短期志向で入った方は確定のサインを見逃さないようにしましょう。
特に建設業は短期の利益確定のサインが鮮明になってきたので、
明日からの反転サインに注目、
機械、電気機器などは一回推しがきても
上目線で引き続きフォローしましょう。
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【各市場の動き】
日経平均(円)
22,177.02 +224.62(1.02%)
NYダウ(ドル)
24,748.73 +108.49(0.44%)
ドル・円
113.87 – 113.88 +0.28(0.24%)
ユーロ・円
128.46 – 128.50 -0.02(-0.01%)