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2018年12月4日の日経概況

2018年12月4日の東京株式市場は8営業日ぶりに大幅に反落しました。
終値は前営業日比538円71銭(2.39%)安の2万2036円05銭でした。
前日まで7営業日連続であげてきた反動で
利益確定が優先されました。為替市場で進んだ円高基調も手伝い
市場は全面安の動きになりましたが、次の上昇のための一歩下がりだと
思うのがよいでしょう。
本日も最後までしっかりお読みください。
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【米国市場の動向】
米国市場は小幅に続伸しました。
ダウ工業株30種平均は小幅に続伸して、
前営業日比287ドル97セント(1.1%)高の2万5826ドル43セント、
ナスダック総合株価指数も続伸して
前営業日比110.975ポイント(1.5%)高の7441.512で取引を終えました。

貿易摩擦の進展を日本市場が先に消化、
米国市場は当日消化することになりました。
中国製品への追加関税を25%引き上げすることを
90日間猶予すると決めたことで投資家心理はしばらくの安定を取り戻しました。

中国関連で時価総額の大きい銘柄が大きくあげることで
440ドルの上昇幅まで進みましたが、
前日まで期待への折り込みは進んだとの見方が広がり、
利益確定が出ることで上昇幅を縮小させました。

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【日本市場の動向】
日本市場は米国市場が上昇しましたが、
7営業日に渡る上昇を消化する活動に入りました。
前日まで続伸が1,000円あまりをあげてきたことで
利益確定が先行した上に、

為替市場では米国長期金利の低下を受けて
ドル売り、円安が進み、下げ幅を拡大させる要因となりました。
その他シカゴ市場(CME)の日経先物が売られていたことも
売りの要因になり、本日の安値付近で引けました。

33すべての業種が下げる全面安で空運、水産・農林業、
精密機器などが下げ幅を抑えました。
一方、戻りの動きを見せていた石油・石炭が大きく下げ、
海運業、建設業も利益確定に押されました。

日経の日足は大きな陰線を形成、
前日の位置が節目で抵抗になりやすいということを
見事にまで見せてくれました。

終値で22,000円をキープしたことから
7営業日に渡る上昇を消化するための動きで
暴落を誘うような形ではありません。

ただ、抵抗になる節目を一気に突破してきたので、
短い調整も深くなる可能性は残されています。

全体の約9割が下げました。
東証1部の売買代金は2兆7343億円、
売買高は15億5187万株でした。
東証1部の値下がり銘柄数は1960、
値上がりは125、変わらずは34でした。

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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】

前日は「すべてがプラス材料に移りますが、
日本はすでに利益確定の動きが出始めたので、
売りをこなしながらあげていくということを念頭に入れておいてください。」と解説、
確かに利益確定の動きが出ましたが、
ここまで大きく下げてくることは予想しませんでした。

節目の22,000円付近で止まったとはポジティブな材料ですが、
終値が安値に近いというのがまだ「アク抜き」が残っているのでは
ないかと思わせる動きとして思えてきます。

戦略は前日に先にのべていました。
「逆に、その売りが出た後、入ってきた資金は新興市場に向かいやすいので、
今週末の雇用統計に備えて様子見が広がる前までは
新興市場で大きく売り込まれていた銘柄に注目します。」
今週はこの通りになる可能性が高いので
新興市場で大きく売り込まれていた銘柄に注目すると同時に
明確なサインを出して下げトレンドを継続しているか、
下値の支えが崩れた銘柄には注目しましょう。
1821三井住友建設はそのいい例です。

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【各市場の動き】

日経平均(円)
22,036.05 -538.71(-2.39%)
NYダウ(ドル) 
25,826.43 +287.97(1.12%)
ドル・円
113.10 – 113.11 -0.36(-0.31%)
ユーロ・円
128.70 – 128.74 -0.28(-0.21%) 

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