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2018年12月5日の日経概況

2018年12月5日の東京株式市場は続落しました。
終値は前営業日比116円72銭(0.53%)安の2万1919円33銭でした。
連続で3桁の下落で、節目の22,000円を割り込みました。
長短逆転(逆イールド)で米国市場が大きく下落、
日本市場も300円を超える下落幅まで進みましたが、
連日の大幅下落で買い戻しが入り、100円台の下落で落ち着きました。
本日も最後までしっかりお読みください。
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【米国市場の動向】
米国市場は反落しました。
ダウ工業株30種平均は反落して、
前営業日比799ドル36セント(3.1%)安の2万5027ドル07セント、
ナスダック総合株価指数も反落して
前営業日比283.086ポイント(3.8%)安の7158.426で取引を終えました。

10月以降、2ヶ月ぶりの下げ幅でした。
長期金利が短期金利を下回る逆イールドが現れ、
米国景気の先行きに対する懸念が強まりました。

長期金利の下落で金融機関の収益性が圧迫されるとの懸念から
バンク・オブ・アメリカ、ゴールドマン・サックスなどの
金融銘柄に売りが出た他、物流関連で大きな売りがでて
市場全体を圧迫しました。

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【日本市場の動向】
日本市場は米国市場で長短逆転(逆イールド)が発生し
大きく下落したことを受け、売りが先行してスタートしました

景気減速が近づいたとの懸念が広がり
300円超える下落幅も見られましたが、
前日の大きな下げもあり、買い戻しの動きもあったことで
下げ幅を縮小させながら取引を終えました。

景気変動を受けにくいディフェンシブ銘柄に買いが集まり、
米国同様、金融銘柄および景気変動に敏感な銘柄、
輸出関連銘柄に売りがでました。

日経の日足は下離れしてスタートして、陽線を形成、
ギャップも残して、下げ止まりの感じを出しながら引けました。
終値では100円台の下落ですが、
大きく下げてからの戻りなので、形では明確な下落で、
高値は22,000円が意識されて伸びることができませんでした。

高値では22,000円と25日線の抵抗にあっていますが、
安値ではボリンジャーバンドの+1σに支えられ、
もうちょっと下げる余地はありますが、
11/21の安値が当分のチェックポイントになります。

11/21の安値を下回らずに切り返していく場合は
安値の切り上げが成立、相場は中期的に戻り基調、
上昇モードに入ることになります。

前日は全体の約9割が下げ、本日は7割の下げでした。
東証1部の売買代金は2兆5094億円、
売買高は14億6316万株でした。
東証1部の値下がり銘柄数は1469、
値上がりは590、変わらずは60でした。

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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】

米国市場は本日休場になる前に宿題を残しました。
長期金利金利の低下は景気減速のサインか?
日本はどのように反応すべきか?

明日のことだけを考えるなら、今夜米国が休場なので
明日は方向感のない展開が予想されます。
ただ、これからの年末と2019年に向かっての動きが気になります。

宿題になっている逆イールドとは
償還期間の長い債券の利回りを示す長期金利が
短期金利を下回ることを言います。
長期金利は短期金利を上回るのが普通ですが、
金利は低下する環境では長期の方が小さくなります。

一般的に景気後退が懸念される時に現れる現象で
米国では景気後退と強い相関が確認されています。
日本もその影響から逃れることはできないので、
戦略は変えずに引き続きディフェンシブ銘柄への買いと、
タイミングにきた銘柄への空売りを並行します。

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【各市場の動き】

日経平均(円)
21,919.33 -116.72(-0.53%)
NYダウ(ドル) 
25,027.07 -799.36(-3.09%)
ドル・円
113.02 – 113.03 -0.10(-0.08%)
ユーロ・円
128.04 – 128.09 -0.68(-0.52%) 

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