2018年1月5日の東京株式市場は続伸しました。
終値は前営業日比208円20銭（0.89％）高の２万3714円53銭でした。
前日に続き、1992年１月６日以来26年ぶりの高値を
連日で更新しています。
前日の大幅な上昇から一時は前日の終値付近まで押される展開になりましたが、
世界的な株高傾向を受けて、投資家は強気心理に傾きました。
投資家の心理がポジティブに変化したこれからの投資戦略を含め
本日も最後までしっかりお読みください。
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【米国市場の動向】
米国市場は続伸しました。
ダウ工業株30種平均は続伸して
前営業日比152ドル45セント（0.6％）高の２万5075ドル13セント、
ナスダック総合株価指数も続伸して、
前営業日比12.384ポイント（0.2％）高の7077.915で取引を終えました。
初めて2700を超えた前日のＳ＆Ｐ500種株価指数のように
ダウ工業株30種平均は２万5000ドルを初めて上回りました。
ナスダック総合株価指数も過去最高値を更新、
本日も３指数が揃って過去最高値を更新しました。
前日指摘した通り、世界市場と米国市場が好影響を与え合う
好循環に入り、当日の相場もその雰囲気は続きました。
また、今月半ばから始まる決算発表に対して、
好業績が続くとの見方が相場をリードしました。
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【日本市場の動向】
日本市場は世界的な株高に加えて、
米国市場が3指標揃っての最高値更新を続けていることを受け、
好調なスタートを切りました。
上放れしてスタートした後は短期の利益を確定する動きで
前日の終値付近まで上昇幅を縮める場面もありましたが、
早速買い直しを入れてくる強気相場で
再び上昇、本日の高値付近で終了しました。
前日に引き続き精密機器、電気機器が買われ、
自動車、機械など伝統の産業が脚光を浴びています。
一方、最近値を飛ばしていた石油・石炭製品には
利益確定の売りが出て、下落率トップを記録しました。
日経の日足は長い下ヒゲと、短い上ひげを持つ陽線を形成しました。
前日の大幅な上昇からさらに上放れして、
+2σを大きく離れるスプラッシュが発生しました。
下ヒゲが長いのは、途中で利益確定が出てきて、
前日の終値付近まで接近、戻して上昇に転じたことなので、
非常に強気になっているというのがわかります。
調整はきっと入りますが、23,000円が支えに変わるのが確認されると、
さらに強い上昇になる可能性が高くなりました。
早くも24,000円が視野に入りますが、
過熱感は常に意識される位置に来たので、
短期的な調整には気をつけてください。
商いも連続で3兆円超えの活況、
東証１部の売買代金は概算で３兆140億円、
売買高は16億8144万株でした。
東証１部の値上がり銘柄数は1302、
値下がり655、変わらず106でした。
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【日本市場の総合分析： 今後の投資戦略】
年末の動画マガジン日経概況では「年明けは営業日が少ない上に
雇用統計が控えているので、横ばいの動きになるでしょう」と予想しました。
しかし、蓋を開けて見ると2営業日で949円の上昇、
驚くほどの強さを見せつけました。
前日の戦略銘柄では「証券株」に注目しましょうという
戦略を取り上げました。
市場の上昇幅から考えると、証券株はそんなに強くなかったのになぜ？
という質問を頂いていますが、
本日の上昇ぶりをみると、市場が受け入れ始めているというのがわかると思います。
本日予定されている米国の雇用統計は
市場予想を超える可能性が高いと言われていますが、
米国の絶好調の動きに追い風が吹く流れになるので、
日本市場の来週も強い動きは継続すると予想します。
注目セクターとしては引き続き証券、
2017年の年末から注目し続けていたメガバンクなど
金融銘柄と考えています。
もちろん、景気の動向を素直に取り入れ、
電気機器、機械、精密機器などの部品セクターも
引き続き注目です。
2営業日の後、また3連休、先進諸国で屈指の長時間労働を誇る
日本にとって1月の始めは何かと「骨まで休める」期間ではないでしょうか。
サラリーマン時代、「経営コンサルタントのやる気の見せ場」という理由で
正月もゴールデンウィークも部下を呼び出していた上司を思い出しました。
今も後輩たちは呼び出されているのかと心配になる一方、
みなさまの周りにはそんな上司がいないことを祈ります。
休みの時に休むのは罪悪ではありません。
自分自身でもびっくりするほどスーパーサイヤ人4くらいのレベルで
リラックスする3連休をお過ごしください。
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【各市場の動き】
日経平均（円）
23,714.53 ＋208.20(0.89%)
NYダウ
25,075.13 ＋152.45(0.61%)
ドル・円
113.21 – 113.22 ＋0.64(0.56%)
ユーロ・円
136.41 – 136.45 ＋1.02(0.75%)
