2018年1月10日の東京株式市場は小幅に反落しました。
終値は前営業日比61円79銭(0.26%)安の2万3788円20銭でした。
2018年相場に入ってから、初めての下落です。
朝は米国の株高を好感した買いが支えましたが、
大発会から1085円(4.8%)上昇していた位置で
利益確定が優先されました。
下落はしましたが、悲観する要素はなに一つないので、
引き続き買い目線でいきましょう。
本日も最後までしっかりお読みください。
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【米国市場の動向】
米国市場は反発と続伸で強い動きが続きました。
ダウ工業株30種平均は反発して
前営業日比102ドル80セント(0.4%)高の2万5385ドル80セント、
ナスダック総合株価指数は続伸して、
前営業日比6.192ポイント(0.1%)高の7163.578で取引を終えました。
前日に利益確定が出た後は、先行きへの期待から
早速買い直しが入り、市場は再び最高値を更新しました。
ダウ工業株30種平均、ナスダック総合株価指数、
S&P500種株価指数と併せて、3指数が
そろって過去最高値を更新しました。
企業業績の堅調な動きに加えて、
トランプ氏が成し遂げた唯一の公約
大型の減税がさらに利益を押し上げるとの期待が
リスクオンを誘っています。
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【日本市場の動向】
日本市場は出るべき動きが出たと思うのがいいタイミングです。
大発会から1085円(4.8%)上昇していたので、
十分利益確定がでる位置でした。
小幅の下落になりましたが、
値がさ株への利益が中心で、商いも3兆円割れということから、
積極的な売り込みというより、
言葉通り、利益を固めてからはすぐさま買いに転換する
典型的な強気相場の様子を表しています。
自動車、石油・石炭製品、ゴム製品などの買いが進み、
食料品、小売業などの内需銘柄に売りが進みました。
日経の日足は上下ヒゲを持つ陰線を形成しました。
前日の高値と安値を切り下げて、心理的にも下落に傾き、
調整入りのサインを出しました。
ボリンジャーバンドの幅が広がりながら日足が+2σの外に位置する
スプラッシュは継続で、
調整の目処は+2σ付近で下げ止まり、
早速トレンド転換してくるかです。
RSIは下向きに変わりましたが、まだ80を超える水準で
過熱感の解消にはまだいたっていません。
商いは今年初の3兆円割れで 、
東証1部の売買代金は概算で2兆7931億円、
売買高は15億9260万株でした。
東証1部の値下がり銘柄数は1007、
値上がりは969、変わらずは87でした。
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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】
前日は「上記の状況を踏まえて今後の投資戦略は
1. 業績の裏付けがある主力銘柄で既存の買いが入ってきたもの
2.資金が入る余地が残っている新興市場
二つのトラックで注目する必要があります。」と解説しました。
2の側面から考えると、マザーズの動きはまさにその通りです。
本日も1.12%の上昇で、節目の1300に近づいてきました。
2004年7月の2786には程遠いですが、
2006年9月以降の1300線突破を視野に入れています。
1の主力銘柄に関しては本日で利益確定が出たので、
この調整が終わると早速チャンスサインの点灯です。
しかし、同じ業種の中でも選別が進んでいるので、
銘柄の選定にはファンダメンタル分析もしっかり取り入れていく
ことが必要です。
本日「戦略銘柄メルマガ」の中で一つの例として
陸運・宅急便について触れていますので、
会員の方はぜひ楽しく読んでみてください。
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【各市場の動き】
日経平均(円)
23,788.20 -61.79(-0.26%)
NYダウ
25,385.80 +102.80(0.40%)
ドル・円
111.84 – 111.85 -0.90(-0.79%)
ユーロ・円
133.64 – 133.68 -1.09(-0.80%)