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2018年1月15日の日経概況

2018年1月15日の東京株式市場は4営業日ぶりに反発しました。
終値は前営業日比61円06銭(0.26%)高の2万3714円88銭でした。
米国市場が連日で大幅な上昇になっていますが、
本日は休場で様子見の雰囲気が強くなりました。
先週末に指摘した通り、円高傾向がすぐ解消される要因もない中、
上値は次第に重くなる展開が今週中は想定されます。
一方、大きく下げる場面もあるので、余裕を持ってゆったりとかまえ、
今週を波乱なく過ごすのが賢明な投資戦略です。
来週の展望を含め、本日も最後までしっかりお読みください。

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【米国市場の動向】

米国市場は大幅に上昇しました。
ダウ工業株30種平均は大幅に続伸して
前営業日比228ドル46セント(0.9%)高の2万5803ドル19セント、
ナスダック総合株価指数も続伸して、
前営業日比49.285ポイント(0.7%)高い7261.062で取引を終えました。

ダウ工業株30種平均は2017年11月30日以来の上昇幅で、
過去最高値を連日で更新しました。
ナスダック総合株価指数、S&P500種株価指数も更新して
この日も3指数がそろっての過去最高値更新になりました。

注目されていた消費関連指標が市場予想を上回ったことが
小売などの業種に対する買いを集めると同時に、
他業種の決算にも期待が集まり、
幅広い業種に買いが入りました。
ただし、「不動産」や「公益事業」は下落しました。

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【日本市場の動向】

日本市場は週末の米国市場が3指標揃っての高値更新になったことなどを受け、
買いが先行してスタートしました。
寄り付き直後は小幅に上昇する場面もありましたが、
本日の米国市場が休場であること、
決算発表が米国は今週、日本は来週から本格化することなどが意識され
様子見ムードが強くなりました。

1日の動きは70円の変動幅しかなく、
決算に向けて、個別銘柄の物色が中心でした。
一方、新興市場のマザーズは先週に続いて上昇継続、
主力銘柄と値動きの軽い中小型銘柄に分散される傾向を強めています。

精密機器、ゴム製品、不動産業などが買われ、
水産・農林業、食料品、石油・石炭製品が売られました。

日経の日足は下ヒゲを持つ陰線を形成しました。
前日の高値は切り上げ、安値は切りあげているので、
上昇の形になって、再び24,000円に挑戦する流れになりました。

今年に入って2回目の24,000円への挑戦ですが、
現状はファンダメンタル的に厳しく、
一気にぬけさせるような上昇の材料は見当たらないので
エネルギー不足で再び上値を抑えられる可能性が高いでしょう。

ただし、先週の動きで23,500-23,600が下の目処として
支えられるポイントになっているのが、
先の見通しにポジティブな印象を与えています。

様子見ムードを反映して商いは 3兆円を割り込み、
東証1部の売買代金は概算で2兆4901億円、
売買高は14億2170万株でした。
東証1部の値上がり銘柄数は1162、
値下がりは812、変わらずは89でした。

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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】

先週末の展望では1/15の週は上下変動を繰り返しながら
方向感のない動きが予想されると述べました。
本日の動きはその典型的な例です。

気になり始めるのは米国市場の動きです。
3指標揃っての最高値更新が続く上に、
上昇幅は段々激しく進んでいます。
堅調な企業業績がその背景にあるので、
心理だけで買われて行く「根拠なき相場」ではありません。

ただし、現在の動きは好調な業績に対する先取りだと解釈することも可能で、
決算発表が実際に発表されると、
材料出尽くしで下落に転じる可能性もあることに注意する必要があります。

その際は日本市場にも影響が出るので
短期的な調整は入ってくるでしょう。

戦略は引き続き、業績のしっかりした主要銘柄
その中でも電機・精密機器、機械など、
加えて、マザーズを物色することですが、
マザーズは過熱圏に入ってきので、ご注意ください。

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【各市場の動き】

日経平均(円)
  23,714.88 +61.06(0.26%)
NYダウ
  25,803.19 +228.46(0.89%)
ドル・円
  110.66 – 110.67 -0.70(-0.62%)
ユーロ・円
  135.27 – 135.31 +0.94(0.69%)

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