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2018年1月29日の日経概況

2018年1月29日の東京株式市場は4日続落しました。
終値は前営業日比2円54銭(0.01%)安い2万3629円34銭でした。
米国市場が大幅に上昇することで、買いが先行してスタートしましたが、
プラス圏を守ることができず、円高傾向が嫌気され下げに転じました。
下げにはなったものの、大きく下値を切り下げる要因も見当たらず、
次の動きに備えて、静かに構えるタイミングに入っています。
本日も最後までしっかりお読みください。

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【米国市場の動向】

米国市場は続伸しました。
ダウ工業株30種平均は続伸して
前営業日比223ドル92セント(0.8%)高の2万6616ドル71セント、
ナスダック総合株価指数は反発して、
前営業日比94.608ポイント(1.3%)高い7505.772で取引を終えました。

S&P500指数も1.18%上昇して、
3指標揃って史上最高値を更新しました。
ここまで27%の上場企業が決算発表を行った結果、
8割以上の企業が市場予想を上回ることで
投資家心理はリスクオンに傾きました。

朝方発表されたGDPでは個人消費が伸びる結果で
大きく買われて行く要因になりました。

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【日本市場の動向】

日本市場は週末の米国市場が大きく上昇したことを受け、
買いが先行してスタートしました。
3指標揃っての上昇を好感して155円高まで進む場面もありましたが、
高止まりして要る円高傾向が足元を掴み、
上昇幅を消し始めました。

マイナスに転じて、下げ幅を拡大した後は
円高が若干訂正される動きになったことを受け、
トヨタ、スズキなどが買われ、
下げ幅を縮めながら取引を終えました。

日経の日足は3日連続同じ形で、
短い上下ヒゲを持つ陰線を形成しました。
テクニカル的な形としは前日の高値と安値を切り下げて、
3日連続の下げを作りました。

先週は「下落の流れが止まらず、続くサインを出しました。」と解説しましたが、
その通りの動きになっています。
ただし、下げ幅も限定的で
暴落を表すサインは見当たらず、今週の様子見相場を通過することで、
徐々に上向いて行くと予想しています。

東証1部の売買代金は概算で2兆5939億円、
売買高は13億2628万株でした。
東証1部の値下がり銘柄数は828、
値上がりは1129、変わらずは102でした。
指数は下げましたが、上昇が多い動きは本日も続きました。

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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】

先週末に予想したように、一旦は様子見ムードでスタートしました。
今週の動きを横ばいで下に行くことも難しいと言いましたが、
変化が出る重要なイベントは30から31にかけて行われます。

トランプ氏の一般教書演説が30日、
FOMCが30-31日で、ここで強いドルを支援するような材料がでると
円高が円安に転じる可能性があります。

しかし、この両イベントでも刺激的な材料がなければ、
週末の雇用統計に向けて様子見の動きが続くことでしょう。
この時期に有効なのは、決算発表が終わってショックを吸収し終わった銘柄で、
内需関連銘柄が有望です。

そして、来週から上昇モードが戻れば、
主力株の方に物色を広げる戦略で行きましょう。
今週もよろしくお願いします!

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【各市場の動き】

日経平均(円)
  23,629.34 -2.54(-0.01%)
NYダウ(休場)
  26,616.71 +223.92(0.84%)
ドル・円
  108.95 – 108.96 -0.08(-0.07%)
ユーロ・円
  135.02 – 135.06 -0.99(-0.72%)

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