2018年3月13日の東京株式市場は4日続伸しました。
終値は前営業日比144円07銭(0.66%)高の2万1968円10銭でした。
米国は貿易摩擦の激化が意識されて反落しましたが、
ハイテク関連は健在で、史上最高値を更新、
日本市場にも同じ動きが現れました。
為替市場の動きが円安に振れたことも
市場を押し上げ、本日の高値で引けました。
上昇に戻りつつある日経、本日も最後までしっかりお読みください。
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【米国市場の動向】
米国市場は反落しました。
ダウ工業株30種平均は反落して
前営業日比157ドル13セント(0.6%)安の2万5178ドル61セント、
ナスダック総合株価指数は7日続伸して、
前営業日比27.515ポイント(0.4%)高の7588.325で取引を終えました。
ナスダック総合株価指数は連日で
史上最高値を更新しました。
アップルが上場来高値を更新するなど、
IT・ハイテク関連株に資金シフトが続いています。
ダウは貿易摩擦の激化が懸念された結果、
売りが優勢になりました。
EUと米国の対決姿勢が強まり、リスクが意識されました。
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【日本市場の動向】
日本市場は投資家心理の改善と共に
短期的な上昇を続けました。
売りが先行して始まったものの、午後に入ると為替相場が
円安基調に流れ、大型・輸出関連銘柄に買いが入りました。
ハイテク関連銘柄が米国市場で買われていたことを受け、
日本市場もハイテク関連セクターに買いが続きました。
ハイテク・半導体関連に注目することは先週から
続けてきた戦略なので、わりとわかりやすい相場が今週は続いています。
短期的なモメンタムはついてくるようになりましたが、
森友関連の国内政局運営に関するリスクは
常に意識しておく必要があります。
日経の日足は下ひげを持つ陽線を形成しました。
安値では25日線が意識されて支持され、
上値は22,000円がわかりやすく抵抗になっています。
前日の高値を超えられず、テクニカル上の形は持ち合いになったことが
気になるポイントですが、
本日の形は力強さを伴うものなので、
明日、22,000円を実体を持って超えてくれれば、
しばらく上昇が続くものだと予想します。
本日も盛り上がりには欠け、
東証1部の売買代金は概算で2兆3364億円と、
さらに細堀ました。
売買高は12億2152万株でした。
東証1部の値上がり銘柄数は1579と、
値下がりは419、変わらずは71銘柄でした。
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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】
米国市場が国際情勢のリスクが認識されて反落しました。
これはいつまで続くでしょうか、という質問を頂いたりしますが、
私は占い師ではないので、わからかねます。
ただ、貿易摩擦に関してはこれからも
ニュースが出て上下する動きが何回も繰り返されるので
今更驚くようなことではありません。
どうなるだろう?と答えの出ない質問を繰り返して
エネルギーを消耗するより、自分が決めたポイントに来たら買い、
目標にしているところに到達すれば売る、
決まった行動を淡々と繰り返していくことで十分です。
外部環境を含めた需給の動きは
短期的な上昇に転じています。
明日は細々した経済指標が多いですが、
決定的な影響を与えるようなものも少ないので、
現在の流れを引き継ぎ、上昇を続ける可能性があります。
ハイテク関連が強い米国の動きに沿って、
先週末から継続している戦略
「主力株への物色、強い動きがみられる
半導体、ハイテク関連銘柄に注目」を
変更せずに続けます。
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【各市場の動き】
日経平均(円)
21,968.10 +144.07(0.66%)
NYダウ(休場)
25,178.61 -157.13(-0.62%)
ドル・円
107.13 – 107.14 +0.56(0.52%)
ユーロ・円
132.08 – 132.12 +0.60(0.45%)