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2018年3月29日の日経概況

2018年3月29日の東京株式市場は反発しました。
終値は前営業日比127円77銭(0.61%)高の2万1159円08銭でした。
米国市場は方向感にかけた展開で、ハイテク関連が売られる中
日本市場にも半導体・ハイテク関連には厳しい動きを強いられました。
しかし、地政学リスクの軽減を材料に円安に進み、
買いが続いた結果、上昇で引けました。
節目になる21,000円の価格帯を通過しましたが、
まだ安心するのは早計なんでしょう。
本日も最後までしっかりお読みください。
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【米国市場の動向】

米国市場は反落しました。
ダウ工業株30種平均は小幅に反落して
前営業日比9ドル29セント安の2万3848ドル42セント、
ナスダック総合株価指数は続落して
前営業日比59.580ポイント(0.9%)安の6949.226で取引を終えました。

前日はフェイスブックの厳しい動きに続いて
本日の標的はアマゾン、
トランプ氏が課税強化を検討すると報じられ、
一時7%台まで下落して市場全体を押し下げました。

反面、フェイスブックが上昇に転じたほか、
大幅な下落の後、自律反発も加わり、
ダウは下げ幅を縮めました。

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【日本市場の動向】

日本市場は米国市場の方向感のない動きを横目に
強い動きでスタートしました。
韓国と北朝鮮の南北首脳会談の日程が決まったと報じられると、
地政学リスクの軽減を材料に買いの勢いが強くなりました。

リスク軽減に伴って円は売られ、円安傾向に流れ
1ドル=106円にのせたことも上昇の要因に加わりました。
米国市場のハイテク関連銘柄への売りを引き継ぎ、
ハイテク・半導体関連銘柄には売りが継続しました。

日経の日足は上下ヒゲを持つ陰線を形成しました。
2日前の高値付近まで進みましたが、超えることができず、
乱高下中の戻りを見せるにとどまりました。

安値では明確に21,000円が意識され止まったので、
数日間この動きを保てば、
21,000円の下で底打ち、戻りを試す動きに流れて行きます。

逆に下に抜けると、株価のサイクル上、
最後の暴落局面に入る可能性もあります。

前日は「明日は21,000円の上に実体がくるような動きを望みますが、
実質的な新年度入りになった相場環境で
実現可能性は高いといえます。」と解説、
そのままになりましたが、明日も保てるかを確認したい位置です。

東証1部の売買代金は概算で2兆5507億円、
売買高は13億2442万株でした。
東証1部の値上がり銘柄数は1328、
値下がりは669、変わらずは82銘柄でした。

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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】

前日は「しかし、短期的にハイテク関連はまだまだ変動性の高い時期なので、
売買は慎重になることをお勧めします。」と解説、
本日もその通りになりました。

米国市場でハイテク関連が厳しい動きになっていることが
原因ですが、その見解はまだ先にも影響するので、
しばらくは慎重になる姿勢を守っていきましょう。

週末に近づいてきましたが、
明日は米国市場がGood Fridayで休場、
今夜の動き次第では、さらに動きづらい展開も予想されます。

一定の上昇幅をみせた小売業は引き続き注目するセクターで、
その他、食料品などに注目します。

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【各市場の動き】

日経平均(円)
  21,159.08 +127.77(0.61%)
NYダウ(休場)
  23,848.42 -9.29(-0.03%)
ドル・円
  106.55 – 106.56 +1.09(1.03%)
ユーロ・円
  131.26 – 131.30 +0.51(0.39%)

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