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2018年4月17日の日経概況

2018年4月17日の東京株式市場は小幅に上昇しました。
終値は前営業日比12円06銭(0.06%)高の2万1847円59銭でした。
米国市場が200ドル以上の上昇幅を見せながら反発、
日本市場にも期待がかかりましたが、首脳会談に向けての
様子見ムードが強く、方向感を失った動きに終始しました。
小さい範囲で横ばいになっているので、
近いうちに上か下、強く動き出す動きがくる可能性は高いと判断できます。
本日も最後までしっかりお読みください。
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【米国市場の動向】

米国市場は反発しました。
ダウ工業株30種平均は反発して
前営業日比212ドル90セント(0.9%)高の2万4573ドル04セント、
ナスダック総合株価指数も反発して
前営業日比49.635ポイント(0.7%)高の7156.285で取引を終えました。

シリアの情勢をめぐって、アジア市場が安定的な動きをみせたこと、
軍事行動は一回限りとの見方が投資家心理を改善させ
買い安心感につながりました。

本格化する米国企業の1Q決算への期待も
買いを誘う要因となりました。
ナスダックもアマゾン、アップルなどの
主力株が買われることで満遍なく上昇しました。

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【日本市場の動向】

日本市場は様子見が続き、前日の終値を挟んで
方向感のない動きが続きました。
前日の米国市場は幅のある上昇でしたが、売りが先行してスタート、
膠着した動きが続いた後、
小幅の上昇を記録しながら本日の取引を終えました。

前日も注目セウターとして取り上げた
内需・ディフェンシブ銘柄に買いが入って
小売、食料品などの業種が買われ、
輸出関連銘柄には売りが進みました。

日経の日足は上下ひげつきの陽線を形成しました。
前日の高値は超えたものの、わずかな差で、
3日連続で横ばい、持ち合いを形成しています。

気になるポイントは、高値で一目均衡表の下雲をタッチして
止まっているところです。
ここから上昇すると雲入りで持ち合いが続きやすく、
逆に下げると抵抗として働いたことが意識され、
調整に入りやすくなります。

雲入りになったとしても一回下げる動きは現れるので、
念頭に入れておきましょう。

商いは本日も低水準で
東証1部の売買代金は概算で2兆1246億円、
売買高は13億5346万株でした。
歪な分布になったのは当落数で、
東証1部の値上がり銘柄数は517で上昇にも関わらず25%の上昇、
値下がりは1497、変わらずは68銘柄でした。

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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】

絶好の様子見相場です。
米国市場は上昇、為替は107円台で推移、
もうちょっと強い動きになってくれてもいい感じはありますが、
投資家心理が改善するにはより強力な支援材料が必要な状況です。

心理の萎縮は資金の移動にも現れます。
前日はマザーズが大荒れで、
本日は東証大型株の下落率(0.4%)に対して、
小型株(TOPIX Small) が0.8%、
小型株から資金が移動しているのがわかります。

それでもって商いは今年最低の水準で上昇銘柄が25%に過ぎないことから、
材料のある大型の方に資金が集中しています。
17-18の首脳会談結果が明確になるまでは
大型のディフェンシブ、内需銘柄に継続して注目するのがよい戦略でしょう。

大型の中でも<7201>日産自動車、
<7203>トヨタ自動車などの自動車関連はテクニカル的にも
面白い位置にきたので注目してみる価値はあります。

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【各市場の動き】

日経平均(円)
  21,847.59 +12.06(0.06%)
NYダウ(休場)
  24,573.04 +212.90(0.87%)
ドル・円
  107.04 – 107.05 -0.16(-0.14%)
ユーロ・円
  132.56 – 132.60 +0.10(0.07%)

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