2018年5月1日の東京株式市場は3日続伸しました。
終値は前営業日比40円16銭(0.18%)高の2万2508円03銭でした。
前営業日に続き、2月5日以来の高値を記録しました。
米国市場の軟調な動きを反映して、安くスタートしましたが、
上昇に転じてから小幅の上げで引けました。
特にソニーの大幅下落を反映してからの結果なので、
底硬さは確かなものになってきました。
先高観をベースに戦略を立てて行きましょう。
本日も最後までしっかりお読みください。
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【米国市場の動向】
米国市場は続落となりました。
ダウ工業株30種平均は続落して
前営業日比148ドル04セント(0.6%)安の2万4163ドル15セント、
ナスダック総合株価指数は3営業日ぶりに反落して
前営業日比53.533ポイント(0.8%)低い7066.266で取引を終えました。
朝方は上昇してスタートしましたが、
明確に買い上げる要因が少なく、反落に転じた後は
下げを止める要因も見当たらないことで、
3桁の下げ幅を記録しながら引けました。
ソフトバンク傘下のスプリントとTモバイルUSの統合に対して
当局による反対が懸念され売りが出ました。
通信関連は連れ安する形で市場を押し下げました。
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【日本市場の動向】
日本市場は米国市場が通信関連銘柄の下落で
さげを広げた結果を受け売りが先行しましたが、
円相場が円安傾向にとどまることを受け、
輸出関連銘柄への買いが支えになりました。
上昇はしたものの、明確な材料を追っていくというより
個別の材料に敏感に反応する相場でした。
気になる動きはソニーと日立。
直近の好調ぶりから一変、
2019年3月期は最終減益になると
発表したソニーが大幅安、
19年3月期で中経(中期経営計画)の達成可能性が高くなった
日立は大きく買われました。
日経の日足は上下ひげつきの短陽線を形成しました。
終値から下げてスタートして
しばらく安値を割り込む動きを見せましたが、
始値を回復してからは上昇して、高値付近で引けました。
上向きで明確な上昇トレンドを見せていた
ボリンジャーバンドは横向きに変わり、
材料不足による持ち合いに入ったことが反映されています。
それでもトレンドは崩れてないので、
先高観は維持するのがよいでしょう。
東証1部の売買代金は概算で2兆8713億円、
売買高は17億7167万株でした。
東証1部の値上がり銘柄数は818、
値下がりは1198、変わらずは67でした。
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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】
米国市場の冴えない動きを反映して
下げて始まったものの、上昇で引けたことは
投資家心理の改善に非常に役立つ要素です。
特に注目度の高いソニーの減益み通しを反映した
結果なので、上昇幅は小さくても
今後の動きに期待を寄せてもいい動きだと評価できます。
明日は今週の最終営業日ですが、
米国市場がひどい結果を出さず、
日本の決算結果も大きな失望を呼ぶような内容でなければ
今週は下値を守りながら、
来週の上昇へとつなげる可能性が高いと考えられます。
先週は不動産セクターに注目すると解説、
本日は上昇率2位に入りました。
注目のセクターとして変更はありません。
メルマガを充実に読んでいてついてきている方なら、
保持しているだけで連休中に利益が増えて行く
喜びを感じているはずです。
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【各市場の動き】
日経平均(円)
22,508.03 +40.16(0.18%)
NYダウ(休場)
24,163.15 -148.04(-0.60%)
ドル・円
109.65 – 109.66 +0.26(0.23%)
ユーロ・円
131.79 – 131.83 -0.30(-0.22%)