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2017年1月4日の日経概況

【新年のあいさつ】

2017年、明けましておめでとうございます。

いつの間にか2017年も4日目を迎えました。

三日坊主ならすでに「新年の誓い」一つを放棄した時点です。

 

みなさんは、いかがでしょうか。

希望いっぱいの新年を迎え、今年こそ人生の大きな転換点になりましたという

2017年にしたいと思いますが、ご一緒できますか?

また、この誓いは毎年行いと思います。

2017年もよろしくお願い致します。

 

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PART1. 株式市場の概況

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【市場総括】

2017年1月4日の東京株式市場は大発会、寄り付きと共に大きく上昇して、

そのまま勢いよく上昇して引けました。

終値は479円79銭(2.51%)高い1万9594円16銭でした。

日経は長期トレンドでみると5年連続の上昇を2016年12月30日達成、

しかし、大発会の日は3年連続の下落でした。

特に2016年は大発会の後、6日続落という戦後初めての

痛い記録を作ってしまいました。

4年ぶりの大発会日上昇を記録した日経、

先高観の続く米国市場や日本経済の回復に対する期待感から

投資家の心理は強気に傾いています。

本日まで最後までしっかりお読みください。

 

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【米国市場の動向】

前営業日の米国市場は反発しました。

日本より早い開場になった米国市場、

ダウ工業株30種平均は4営業日ぶりに反発して、

前営業日比119ドル16セント(0.6%)高い1万9881ドル76セント、

ナスダック総合株価指数も上昇して 、

前営業日比45.967ポイント(0.9%)高の5429.084で取引を終えました。

 

トランプ新政権に対する期待は根強く、相場を支えた上に、

サプライマネジメント協会(ISM)製造業景況感指数など

主な経済指標が市場予想を上回った増加を見せたことも加わり、

直近の下り曲線に歯止めをかけました。

 

ニューヨーク原油先物相場が午後に入って下げに転じると、

上げ幅が縮小されましたが、底値は固いまま大幅上昇で引けました。

テクニカル的にはトレンド転換しながら陰線でひけましたが、

翌日はこの高値を超えて上昇しないと再び調整に入ることを

示すことが懸念材料として残っています。

 

2016年最後の解説では

“来年は利上げを消化しながら、緩やかで力強い景気拡大を

続けるとみられ、上昇基調は続くことが予想されます。”と書き、

これからの動きが注目されます。

 

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【日本市場の動向:ファンダメンタル】

日本市場は米国市場の力強い反発、

108円で推移する円安基調、

景気回復に対する期待による投資家心理の改善が連鎖、

強い上昇トレンドへの復帰を試みる動きになりました。

 

日経平均先物の CME(円建て)は+290円で、

日経もやや低くさや寄せする形で寄り付きました。

+184円で寄り付いた日経は一時始値を割り込んだものの、

その後は一貫して上昇しました。

 

午前を前営業日比415円31銭(2.17%)高の1万9529円68銭で

終えた後、400高付近で持ち合った後は、

引けにかけて上昇幅を拡大、

本日の高値で取引を終えました。

 

3日連続弱い動きになった年末の動きから一転、

先の動きに対する自信を持たせた1日になりました。

 

大納会の日、薄い商いで東証1部の売買代金は2兆円割れの1兆7125億円、

一転して、本日は概算で2兆6851億円、

売買高は23億7573万株、東証1部の値上がり銘柄数は1851と、

全体の92%以上が上昇することで全面高の様子を伝えました。

値下がりは121、変わらずは31銘柄でした。

 

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【日本市場の動向:テクニカル分析】

日経の日足は非常に短い下ひげを持つ陽線を形成しました。

抵抗線になっていた5日移動平均線を一気に抜き、

2016年12/20の終値19494円、12/21に場中に形成された

高値19592円もあっさりと上回りました。

 

昨年末の解説では、

「テクニカル的には

1.年明けで25日線を支えにして反転した後、上にいくのか、

2.25日線までも割り込んで再び深い調整になるのか、

際どいところに立っていることになります。

 

現在の地合では、東芝ショックが一時的な不安要因になる可能性を示しているので、

1の方向になると予想していますが、

年末の間にまた何かあるかは誰にもわからない。」と伝えましたが、

25日線までの調整は否定され、1の方向に進む動きになりました。

 

市場で次のサインになっている2万円の大台乗せが

視野に入ってきましたが、ここはいつもの通り、

一回の壁が予想されます。

しかし、ここも軽く突破するなら、2017年の動きには

本当に期待できるでしょう。

明日はとりあえず本日の高値を抜けて2万円台に

近く動きになるかが注目です。

 

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【日本市場の総合分析: 今後の投資戦略】

 

2016年の年末は3日の続落、底値が堅いという印象を残したまま

際どいところで引けました。

本日は懸念事項を一気に飛ばすような上昇で始まりました。

大発会の上昇は実は4年ぶり、2016年6日続落の悪夢から一転

希望いっぱいのスタートとなりました。

 

現在見つかり材料は国外が中心になっています。

米国市場の好調ぶり、さらに円安。

国内の材料がないのが気になるところですが、

ここに国内でも注目するような材料が出る場合は、

どれだけ強い動きになれるかが知りたくなる強い相場になれるでしょう。

 

円安を応援してくれそうな材料を下がるなら、

今週末の米国雇用統計。

景気拡大が鮮明になりつつある現状、

ここでも円安を支援するような結果が発表されると

日本株には強い支援材料になります。

 

全業種が上昇する気持ちのいい動きになっていますが、

特に注目する部門は、

円安、景気回復局面では定番の大型・輸出関連銘柄です。

また、証券市場の盛り上がりはいうまでもなく証券関連銘柄への買いが期待できるので、

続いて注目しましょう。

証券とともに業種別の上昇率上位に入っている保険、銀行などの金融関連も

今年の主要な注目セクターです。

 

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【各市場の動き】

 

日経平均(円):19,594.16     +479.79     +2.51%

NYダウ(ドル):19,881.76    +119.16     +0.60%

ドル(円):  118.07-08     +0.97円安    +0.82%

ユーロ(円): 122.89-93     -0.15円高    -0.12%

 

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